たった今バンクーバーからおそらく最後の吉報が届いた。女子団体パシュートで日本が銀メダルに輝いた。ドイツに100分の3秒差で惜しくも金を逃した。途中まで日本が大きくリードしていたが最後の最後で逆転されたので嬉しさも半ばである。然し贅沢は言っていられない。日本は強豪の韓国とポーランドを破ったのだから立派なものである。
メンバーは全試合、穂積、小平、田畑で臨み、高木選手の出番は無かった。穂積、小平は今大会好調で中長距離で5位、7位に入賞していた。高木は不調だったから補欠はやむを得ない。先輩達の背中と太腿を見て将来に備えて欲しい。田畑は35歳のベテランで、私は大昔から長距離スケートと言えば田畑しか知らないほどだった。35歳になってもその逞しい太腿が眩しいほどである。やはり日頃の訓練の賜物だろう。雪と氷のスポーツは太腿の筋肉が基本である。高木選手も15歳にしては太腿が逞しいから素質は十分で将来性抜群である。
さてまだ幾つかの種目は残っているが日本選手はお呼びではない。メダルは私が予想したとおり計5個で銀以下だった。ぴったり当たって残念だった。金の無いのは一寸寂しい。人生も五輪も金がなければ惨めである。田中角栄から小沢一郎に引き継がれた金権政治も無くなると寂しいかも知れない。生まれつき金持ちの坊ちゃんだけがリーダーになっても日本は良くなら無い。

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