処分保留で釈放された中国人船長は中国のチャーター機で福建省の福州空港に凱旋した。領海を侵犯して密漁した犯罪人が丸で英雄扱いであり腹に据えかねる。今後も違法操業が増えるだろう。
中国当局は日本政府の超法規的措置に感謝を表明するどころか、謝罪と賠償を要求した。盗人猛々しいとはこの事である。まさか日本政府が謝罪して賠償するとは思わないが、若し賠償すれば泥棒に追い銭である。
アメリカの主要紙も今回の釈放は日本の屈辱的退却だと評している。菅首相は検察の総合判断だとして政治決着を否定しているが、事態の悪化に苛々した首相が何とかなら無いかと内閣官房や、外務省と防衛省に圧力を掛けたと言われている。やはりイラ菅は考えが浅い。
中国特需で息を吹き返した業界は経団連などを通じて政府に泣きついたに違いない。目先の小さい利益に捉われて中国の理不尽な要求を唯々諾々と吞む様では一体プライドは有るのかといいたい。

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