外遊中の安倍首相はマニラでアキノ大統領と会談した。フィリッピンは南シナ海で中国と領有権問題を抱え、現在一部を中国に不法占拠されている。フィリッピンが国連海洋法条約に基づいて仲裁裁判を申し立てていることを日本として強く支持した。
フィリッピンが沿岸警備能力を強化する為巡視艇10隻をODAを活用して供与すると表明した。元々フィリッピンから要請があったと言うものの、この表明は中国に対するあからさまな牽制であり中国は猛烈に反発するだろう。
安倍首相の外交の軌跡を辿ると中国包囲網を築く姿勢が鮮明である。実に大胆で強気である。日中関係は死活的に重要な二国間関係だと認めながらも、中国が首脳会談の開催に尖閣問題の棚上げを前提にしていることに強い疑念を呈している。当然のことである。
序に日本も本格的な空母の建造に取り組むべきである。戦艦大和や武蔵を造った日本の造船技術は風化していない。空母赤城の設計図もある。決して難しいことではない。
一昔前世界最強と言われたロシアのバルチック艦隊を全滅させた日本の海軍力を想い起こさせてやれば良い。舐めたらあかんぜよと言うやつである。

7