安倍首相が米上下両院合同会議で英語で演説したが称賛の45分間だった。米議会の演説が受けたかどうかはスタンディングオベーションの回数で決まるが安倍演説に対しては十数回あった。
日本の首相が上下両院合同会議で演説するのは初めてである。ベイナー下院議長に招聘されたものである。オバマ大統領も安倍首相を国賓待遇で迎えた。日米同盟の強化が今ほど必要とされている時代は無い。アメリカが世界の警察官として君臨する実力が無くなった今こそ日本の協力が必要である。特に中国が世界秩序を再構築しようとしているから日米協調で阻止するのが大事である。
安倍首相は先の大戦に対する痛切な反省を表明し、日本がアジアの人々に苦痛を与えたと述べた。首相は第二次世界大戦のアメリカの戦没者を追悼する記念碑を訪問して、倒れた人々の魂に日本国と日本国民を代表して深い一礼を捧げると述べると拍手・歓声が鳴りやまなかった。
安倍首相は明確な謝罪はしなかったし、従軍慰安婦にも触れなかったので一部のマスコミは批判的である。特に在米韓国人は議会の外で圧力をかけたが全くの空振りだった。大正解である。在米韓国人の票が欲しい議員だけが安倍演説に批判的だったが気にすることはない。

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