今日安保関連法案が施行された。日本にとって画期的な日である。国会前では主として若者が戦争法案反対、集団的自衛権は要らないと叫んでいる。私に言わせれば全く何もわかっちゃいない。
安保関連法案に対する理解は深まったがそれでも約6割の国民が反対している。何故集団的自衛権の行使が戦争に繋がるのか私にはさっぱりわからない。従来の日米安保条約は片務的であり、日本はアメリカに護ってもらうだけでアメリカを助けることが出来なかった。これでは誰でも馬鹿馬鹿しくて日本を本気で護る気になれない。つまり絆が弱かった。
従来の憲法解釈では集団的自衛権は保有するが行使出来ないというものだった。法務局の解釈は護憲政党の旧社会党と自民党の国対政治の妥協の産物だった。安倍政権が解釈改憲を閣議決定したのは大いなる決断だった。
日本の仮想敵国は中国、北朝鮮、ロシアであり何れも核保有国である。日本は核を持っていないから単独で自国を護ることは不可能である。アメリカの核の傘の下で護らざるを得ない。
平和は与えられるものではなく勝ち取るものである。永世中立を宣言したスイスでも徴兵制度があって立派な軍隊を保持している。日本の自衛隊も今や立派な軍隊である。戦力は世界のベストテンに入る。但し憲法解釈に縛られて実力を発揮出来なかった。これからは駆けつけ援護が可能になる。やっと一人前の国際貢献が出来るようになった。
次期米国大統領の有力候補であるトランプ氏は米軍の日本基地からの撤退を示唆している。日本は米軍に護られるだけで助けないから馬鹿馬鹿しいというのが理由である。集団的自衛権の行使でトランプ氏も文句を言えなくなるだろう。

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