相模原市で起きた知的障害者刺殺事件の植松容疑者の言動が次々明らかになってきた。本人が急変したというのは一つには麻薬によるものだろう。刺青を掘ったり麻薬に手を染めたのは教員採用試験に落ちて自暴自棄になったものと思う。更に両親が家を出て行ったことも大きい。
衆院議長あてに犯行を予告していたが、同じことを施設の上司にも友達にも言ったが誰もまともに相手にしなかった。目立ちたがりの本人は決行を決意したのも自己顕示欲の表れだろう。
それ以前の問題として過激思想がある。植松は犯行前にヒットラーの思想が降りてきたと述べた。ヒットラーはユダヤ人の抹殺を公然と宣言した。キリストの12弟子の一人が裏切ったためにキリストは磔の刑に会ったとされている。その弟子がユダヤ人だという理由である。2000年も前の根拠のない事でユダヤ人が排斥されるのは理不尽も甚だしい。また友達にはフリーメーソンの話をしていたと言う。フリーメーソンは今もアメリカで暗躍する白人至上主義の過激思想である。植松が何時から過激思想に嵌ったのかは判らないが、凶行の背景に過激思想があったことは明らかである。
私が過激思想を持っていて公然と口にする人間は犯罪を犯さなくても取り締まり出来るように法改正するべきだと主張するのはこのためである。

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