宮崎県発注の橋梁設計業務を廻る官製談合事件で逮捕された江藤出納長が、ヤマト設計が落札出来るよう土木部幹部に指示したのは、安藤知事の意向だったと供述した為、県警は知事の立件に踏み切った。知事は未だに特定の業者に利益誘導するようなことは一切していない。進退については今のところ考えていないと否定した。当初知事は福島や和歌山と一緒にしてもらっては困るとのたまっていたが、何のことは無い、和歌山のケースと全く同じである。知事は就任直後に部長級36名を突然移動させる人事を行ったから、知事の意向に背けば飛ばされると思ったので、出納長の指示に従ったと土木事務所長が供述している。人事権を濫用して知事の意向に従わせるやり方は最も卑劣である。
何時も思うことだが、悪い事をやる輩はどうしてこうもお惚けが得意なのかと感心する。いやお惚けではなく、本当に自分は悪くないと信じ切っているように見える。堀江も村上も然りで堂々と無罪を主張する心理が到底理解できない。これくらい図々しい神経の持ち主でなければ大きな仕事は出来ないのかも知れない。恥を知る良心的な人間は所詮社会の底辺で埋もれるという事か。そんな世の中なら出世するのは諦めた方がいいだろう。
社会の底辺で名もなく貧しく美しく生きて、自分を恥じることなく、正々堂々と生きようではないか、ねえ御同輩!

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