日本銀行の黒田総裁は物価2%の達成を又も見送ると発表した。2019年度に先送りするから総裁任期中の達成を断念した。
これで6度目の先送りである。度重なる金融緩和で金をじゃぶじゃぶ流しても物価は上がらない。物価上昇は1・4%程度でデフレ脱却に程遠い。今年度はさらに1・1%程度に落ちる。
アベノミクスの成長戦略が巧くゆかないのと原因は同じである。消費者が財布の紐を締めて安いものしか買わないからである。値上げすると途端に売れなくなるからメーカーは値上げを必死に我慢している。
景気は緩やかに拡大していると言うが実感が伴わない。消費者がデフレマインドを脱却するための方策が必要である。先ず政治不信を無くさなければならない。安倍首相もそろそろ引退するべきである。

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