昨日は嬉しいニュースが飛び込んできた。旭化成の名誉フェロー吉野彰氏がノーベル化学賞を受賞した。リチュームイオン電池開発に対するものである。他の二人との共同受賞であるが吉野氏の功績が最も高い。
リチュームイオン電池はパソコン、スマホ、自動車などのモバイル電池として欠かせない。小型で何度でも充電できる画期的なものである。市場規模は5兆円もあり間もなく7兆円に達するとみられている。
吉野氏は電極のプラス面にコバルト酸リチュームを使うのは他の研究者と同じであるがマイナス面に炭素材料を使うことで小型化と安定性に繋がった。
吉野氏は大阪に生まれ北野高校から京大工学部を出て旭化成に入った。化学の成功には柔軟な頭とその真逆の執着心が必要だと述べたのが印象に残った。
リチュームイオン電池はまだ謎だらけだという。吉野氏は今後も改良に没頭するだろう。

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