ヤフーとLINEの経営統合は来年10月を目指すことで合意した。対等合併で社長も両社の社長が共同CEOに就任する。ワンチームとして世界のIT産業の第三極を目指すと言う。
両社の親会社であるソフトバンクと韓国のネイバーが50%ずつ出資して新会社を作り、Zホールディングスの65%の株式を取得してZホールディングスが、両社に100%ずつ出資するという複雑極まる統合である。
ソフトバンクもネイバーもアジア系のIT企業だからアジアで第三極を占めるという発想は理解できるがGAFAと比べると余りにも規模が小さ過ぎる。欧米と中国がGAFAの拠点だから全世界的に対抗できるわけがないと思う。然し座して死を待つより挑戦することに価値がある。
両社の月間利用者はヤフーが6700万人、LINEが8200万人だから日本では巨大である。独禁法に抵触する可能性が高い。然し経産省はGAFA対策上見逃すだろう。
時価総額と言い、利益と言い両社合わせてもGAFAの一角にも及ばない。1000億円を研究開発に投資すると言うがGAFAは1兆円を超す。
せめて日本、韓国、タイ、台湾、ネシアでトップのIT企業になってほしい。

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