ナナが餌を食べないので今朝も動物病院に行ってきた。点滴を頼んだら同時に栄養剤補給の注射をしてくれた。獣医は異常に膨らんだ腹の腫瘍が胃を圧迫して食欲が出ないのだろうと言う。然し腫瘍を取るのは老犬だけにリスクが大きいと言う。
私は自分も命が危ないから自分より速く死んでくれた方が有難いので手術はしない。痛み止めの緩和ケアだけを頼んだ。獣医はスポイトで強制的に飲ませる餌を処方してくれた。また6800円も取られた。
ナナは生後2か月から14年間も常に私と一緒だった。女房と12年間も別居した原因だったし老人ホームに入ったのも私が万一の時ナナを孤独死させないためだった。
ナナほど飼い主べったりの犬も珍しいと思う。トイレに行くときも風呂の入る時も必ずついてくる。私と一緒でなければ寝ない。そのナナが半分死にかかっている。実に悲しい。

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