かつら  風物

最近知ったことがある。
それは、イギリスの裁判官や弁護士が法廷に立つとき、現在もかつらをつけているということである

17世紀以前には弁護士はかつらをかぶっておらず、職業上の規律として髪の毛と髭をかなり短くするように義務づけられていたそうであるが、チャールズ二世(1660-1685)の時代に上流社会にかつらが導入され、1680年代には弁護士が一般的にかつらをかぶるようになったということだ。

ジョージ三世(1760-1820)の時代には、かつらは一般社会では使用されなくなり(ホントかなあ)、1860年代には法廷弁護士は夏の暑いときにはかつらを脱ぐことを認められたらしい。 これは新聞で取り上げられ、弁護士のかつら使用を全廃する提案もあったが支持を得られず、以後判事も非常に暑い日にはかつらを脱ぐことを認められるようになり、時には宗教的理由からかつらの代わりにターバンを巻くことも認められているそうである。

かつら全廃案が支持を得られないのは、「同一性、匿名性、権威を保つため」のようであるが、衣装・身なりというものは大事だと考えられているからであろう。厳粛に裁判がすすみ、被告は法の下に暮らしている自分を意識し反省するのだろうか。
しかしこういうところがイギリスっぽくていいなあ。
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(画像はBBCより)

因みにイギリスでは裁判所で弁論を行うのはbarrister(法廷弁護士)と呼ばれ、自分の事務所で相談に応じるのはsolicitor(事務弁護士)と呼ばれる。lawyerは、事務弁護士のことだそうだ。

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