メルボルンに帰って来て次の日は、タソっちにアボリジニーのアートを見せてあげようと、フェデレーションスクエアでやっているアボリジニーアートの展示を見に行った。
モダンアートとして、今とても高い評価を受けているアボリジニーアート。
単にデザインや色だけが美しいのではなく、絵が彼らの神話や歴史、そして知恵を表現しているところがとても好きだ。
実は私も家に欲しい。
でも高いんだ
この展示会では、典型的なアボリジニーアートだけではなく、彼らが絵を描いているビデオやアボリジニーのモダンアートや彫刻も見る事ができた。
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Vernon Ah Kee作の"If I was white"(もし私が白人だったら)。
もし私が白人だったら
今までの争いごとの多くは私のせいではなくなるだろう。
それに
これほど争いごとをしなくて済むだろう。
もし私が白人だったら
ハーフか、白人の血が入っているのか、それとも100%アボリジニーかいちいち聞かれることはないだろう。
「あまりアボリジニーに見えないね」とか「あまり白人に見えないね」とか言われる事もないだろう。
私の白い肌の色が他の白人の肌の色と違うとか、そういう話はないだろう。
もし私が白人だったら
スーツを着ても「なんで?」と思われないだろう。
高価な車に乗っても「なんで?」と思われないだろう。
高いお店に入っても「なんで?」と思われないだろう。
白人の住むエリアを歩いても「なんで?」と思われないだろう。
もし私が白人だったら
特に頭がよくなくてもいい仕事にありつけるだろう。
仕事にありつくチャンスは多くなるだろう。
もし私が白人だったら
バンドエイドが肌の色になじむだろう。
全てのバンドエイドが黒だったらどうする?
もし事故にあったら、白い包帯で巻かれるのだろう。
でも私は黒人だ。
そして他の黒人同様、誤解を受けている。
でも私は白人を理解し始めているのだ。
このフェデレーションスクエア、外観もとてもユニークだが、
内観もとてもユニーク。
色々写真を撮って遊ぶ。
それからタソっちをギリシャへ送り返しました(笑)
うそうそ。
ギリシャ人街、Lonsdale Streetをぶらつきました。
ギリシャの次にギリシャ人(ギリシャ系含む)が多いのが、ここメルボルンらしい。
Lonsdale Street自体は、かなり隣の通りである中華街に押されて来てはいるものの、北の方にまたギリシャ人の固まって住んでいるエリアがあるそうな。行った事ないけど。
この手前の彼ら、フレドというギリシャのアイスコーヒーを飲んでいたので、タソっち、興味本位でギリシャ語で話しかけてみた。
そしたら
「どこから来たんだい?」
って会話になり、
「一緒に飲むか?」
って会話になり・・・
ギリシャ人らしかった(笑)

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