ファンダンゴTV2回目。番組は『チハラトーク』その#26。頭から見ていないが、トークの中で今年も後6日と言っていたから、収録は去年の年末だ。相変らずの出来で、面白い。ビールを飲みながら楽しませて頂いた。因みに僕が見たのは1月31日。
印象に残った面白エピソードは、
「仙台の居酒屋でJrの生涯一恥ずかしいシーン!」
「靖史、ドアより早くペイテレビ!」
「岩尾の父、初対面のTシャツがユニセフ!」
ゲストは、シューレス・ジョーとフットボールアワー。
そして、ちょっと聞き耳を立てたのが、ゲストのフットボールが一度優勝したにも拘わらずM−1に再挑戦し、且つ実力を見せて決勝にまで行ったことに対し、Jrが「俺も頑張ろうと思った」と、冗談交じりだったが、刺激され、感心した上での本心を言った時だった。Jrには特に頑張って欲しい・・・何故なら、僕は彼の今のあり方を疑問視しているからだ!
だがそれは今回のテーマではない。今回は「東阪」。東京と大阪。
と言うのも、Jrが東京の車(交通事情)について、こんなイライラ話をした・・・
〜初めて246号線走った時、3車線で、右側2車線が車いっぱいでキッチキチやね ん。一番左側、車来てへんスッキスキ。これ行ったあかんのん思て、先で工事でもやってんのん思て、行ったら、ズーッと先まで何んにもあれへんねん!気が付いたら、俺の車の後、何台も来とんねん!何じゃコレ!東京文化やな、人が行ってな行かれへん〜
この後、大阪の話へ入り、大阪は救急車が来たらラッキー、皆その後着いて行くっちゅうねん!などと展開していったのだが・・・
東京の車事情については僕も殆ど同じ体験、同じ思いを持っている。僕の場合はタクシーに乗ってだが、Jrと同じように3車線道路で右側2車線が渋滞していて、左の1車線がガラガラという状況によく遭遇する・・・
実はこの状況は、この先での右折、左折を予定してのマナーが行き届いているということでもあるのだ。右側は右折に備えて最右側の車線に。左は同じく左折に備えて。だが、信号の関係でどうしても右側のほうが詰まる。真ん中の車線は直進専用だ。だが!しかしだ!ここで驚くのは、右側に並ぶ車は直ぐ先の信号で右折する車ばかりではない事だ。その先の、更に先の、2つも3つも、混み具合によっては4つ以上先の信号で右折する車まで、おとなしく、辛抱強く、じっと並んでいるのだ!
考えられない!大阪では考えられない!
大阪では、信号ごとに用意ドンだ。次の信号で右折したい車だけが右車線に並ぶ。いや、大阪人なら知っていようが、真ん中の車線からでも右折ありだ!2つ先、3つ先の信号で右折したい車は、目的の信号で効率良く曲がれるように、手前の信号ではより良い位置をキープしようとより停止線に近いところを狙う。その結果、左の車線まで車がいっぱいになり、各信号ごとに、用意ドンでレースが始まる。これが大阪だ。
考えられない!東京では考えられない!
僕は生粋の大阪人ではないが、この東京は苦手だ。イライラする。奇しくも、Jrは「東京文化」と言ったが、まさしくその通りで、‘建前’の武士文化と‘本音’の商人文化の歴然たる差異であろう。形式と内容、形骸と実質、義理と人情、花と実、刀と算盤、前例が無いからダメと何でもいっぺんやってみよう、やり始めたら最後までと無理なら途中で止めよう・・・そこに横たわる、見事に対照する精神文化である。どちらに利や義や善や理があるかは好みと立場だが!
しかし、この文化故に大阪の面白漫才があるのだ。実情に合わせて、何ものにもとらわれず、自分の判断で行動する。時には人情さえ無視し、己の実利に走る。こうしたデカルト的発想、コレが無ければ面白いものも、新しいものも生み出せはしない。結果、征露丸も、二股ソケットも、タカラヅカも、グリコのおまけも、生協も、ダイエーも、ボンカレーも、カップヌードルも、カラオケも、回転すしも、ノーパン喫茶も、そしてしゃべくり漫才も、全部関西発だ。大阪万歳!近畿万歳!関西万歳!そして上方万歳!
卑近で狭隘な東阪比較であるが、東西文化の色が鮮明であるうちはこの点での大阪優位は動かない。ただ、両者は融合しつつある。それは悪いことではないし、確実に何かが生まれてはいる・・・が、失われつつあるということでもある。
望みは、大阪弁。この道具の衰退が大阪文化のそれを招く。それを止め、且つ隆盛さすことが出来る旗手はお笑いを置いて他にない!
と、そんな被害妄想的な断言はさておいて、「東阪」=「東西」で面白企画を考えましょう!
考えました。先ずは!
【1】東西対抗ファミリー料理選手権!
・西はあっという間に決定。西川きよしファミリー!
・ヘレンさんの手料理は折り紙付き。
・更に、今や長女の旦那としてプロの料理人の林先生が加わった!
・対する東は、梅宮ファミリーか林家(正蔵)ファミリーか。
・林家は女手(香葉子、美どり、泰葉)多いし、料理の腕もハンパ無さそう。下手すると峯竜太も石原軍団で鍛えられてて料理できたりして。梅宮ファミリーは言うても辰兄いだけだろうから・・・どうしてあんな(アンナとは掛けてない)娘に育てたのだろう・・・余計な心配。
・東はいっそ天皇一家という手もあるが、まだそこまではオープンではないか。その前に手料理とかってないか・・・
・と言うことで、東西対抗ファミリー料理合戦は!
★「西川きよしファミリー VS
林家正蔵ファミリー」
【2】東西対抗トークの王者決定戦!
・東西から5人ずつエントリー。
・会場は武道館。順番はくじで決めて、ひとりの持ち時間は無制限でフリートーク!
・出場者のライバル意識もハンパじゃない!
・西は、
明石家さんま
やしきたかじん
上沼恵美子
千原Jr
さあ、もうひとり、松本人志・・・をやめて、ここは敢えて、楽屋のトーク王若井はやと師匠に出てもらおう。
・対する東、
みのもんた
古舘伊知郎
石原慎太郎
さあ、あとふたり、お笑いでいないのか?これがいないのだ。立川談志?ビートたけ し?所ジョ・・・いない。それなら、無理をしてレベルを落とすより、西も3人に絞る。 その結果、出演は!
★西=明石家さんま、千原JR,上沼恵美子!
★東=みのもんた、古館伊知郎、石原慎太郎!
・この色の違い!西、100%お笑い!東、97%知識!
・それにしても時間無制限で一番長くしゃべるの誰だろう?明石家、古館・・・上沼も負けてへんでぇ・・・そして、全観客の投票により、日本のトークの王者が決定する!
・視聴率、どのくらいだろう?
【3】私鉄車内・構内面白出来事ベストテン対決!
・西は南海電鉄。東は小田急電鉄に決定。
・その電車内、駅構内で発生したいろんな事件の中から、面白・B級・とんでもニュースを採取。
・あの日テレの「ウィークエンダー」+再現VTRでそれぞれのベスト10を発表。
・ゲスト審査員が勝者を決める!
・ただ、どう考えても‘南海’の勝だろうなぁ。すごいおばはんとかとんでもないおじんとかいるし。
・因みに営業距離は、南海が約169km。小田急が120km。だが、利用客数は小田急が多いと思われる。
・これとは別に、素人のトークの腕を見る企画で、
「阪神タイガースの選手 VS 巨人の選手」
「北新地のホステス VS 銀座のホステス」
「灘高校 VS 開成高校」
とかも考えましたが、、、お座興か。
【4】決戦・血戦・東西ケンカバトル!
・格闘家ではない人たちによるマジケンカバトル!
・ケンカと銘打ったが、ルールはある。基本何でもありのバーリチュ―ド。
・では早速、対戦を発表!
第一試合
(東)草野仁 VS (西)安田大サーカスHIRO
※草野仁、洒落にならないらしい。で先ずは外連味のない正統(?)なバトルから。
第二試合
(東)いでらっきょ VS (西)トミーズ健
※ま、話題と言うことで、尻出し対決です。
第三試合
(東)片岡鶴太郎 VS (西)トミーズ雅
※どちらも腕に覚えアリ。ただ、年齢が・・・
第四試合
(東)森三中 VS (西)和田アキ子
※3対1だが、勝負になると見た。
第五試合
(東)金子賢 VS (西)レーザーラモンHG
※本格格闘技だ。メインでもおかしくない!金子賢、ここで少しは見せろ。
第六試合・メインエベント
(東)安岡力也 VS (西)清原和博
※清原断然有利だが。清原×草野も面白いかも。
ま、東西どっちが勝っても、見られただけで楽しいはず!
【5】密着生放送・東西犯罪ビンゴ対決!
・スタジオで東西2組がビンゴ対決。どちらが早く1本完成させるか!
・ビンゴは7×7の49枡。
・そこへ両チームに入れてもらう項目は全て犯罪名!
・「痴漢」「強盗」「窃盗」「誘拐」「スリ」「殺人」「飲酒運転」「大麻所持」「詐欺」「猥褻」・・・49枡を埋めるためにはもっと詳細でなくてはならないかもしれない。「銀行強盗」「集団スリ」「怨恨殺人」「強姦殺人」「オレオレ詐欺」・・・更に「放火」「騒音」「拉致」「クーデター」、と思いつくものを任意に書きこむ。
・そして、東は警視庁からの報告を待つ、西は大阪府警からの報告を待つ。
・さあ、ゲームスタート!続々と両警察機構から発生した犯罪が報告される。そしてその都度、該当する両チームの枡が消されていく!
・果たして、東京と大阪どちらが先にリーチを掛け、どちらが先にBINGO!なるか!
・ドキドキ、ワクワクのリアル生放送である!
・予想は・・・やっぱり大阪だろうな。
というわけで、今回はとっても放送作家的な感じでした。2月11日、お昼です。

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