本記事は初心者向けのダークエンジェル指南です。
鉄さんのブログ”
Military Studies on Dark Millennium40k”入門「2万円で始めるスタートアーミー!」の便乗記事ですので、そちらに記載されている
「はじめに」をご覧になってからを見られてから読む事をお勧めします。
1.ダークエンジェルというアーミー
まずは買い物に移る前にダークエンジェルと言うアーミーを知りましょう。
その特徴は一言で言うなら様々な兵種を役割に追う居て投入することが可能な
万能型アーミーです。攻撃、射撃、機動、全てにおいてバランスの取れた
編成が可能です。
アーミーのスペシャルルールは「かの者ら、恐怖を知らざる者ゆえに」
「戦闘分隊」となっています。また、「恐れるものなし」を持つ兵が
多いのも特徴的です。
「かの者ら、恐怖を知らざる者ゆえに」は白兵戦で敗者になり、退却に
失敗したとしても恐れるものなしになり、退却しても条件さえクリアすれば
自動的に再集結。更に再集結したままヘヴィウェポンを撃てる優秀な
ルールです。更に「恐怖」も無視し、スペシャルルールで、ディーモン等との
戦闘時の士気テストが必要なくなります。
「戦闘分隊」では10人で構成されたユニットを5人ずつの2ユニットとして
扱うことができます。1ユニットで前衛・後衛を振り分けたり、挟撃に
対応するなど応用価値の広いルールです。
ダークエンジェルの場合はレイブンウィングについても使用可能です。
歩兵の能力値は概ね4並びと優秀かつ、装備も優れていますがコストが高く、
全体的に小数になりがちです。トループはタクティカル・スカッド、
編成によってはターミネイターやバイク、ランドスピーダーまでが加わるため
ヘッドクォーターの選定は非常に重要なポイントとなります。
ビークルはライノとそれの改造車両がメインであることが多く、平均的な
正面装甲を持っています。ただし、側面装甲は11と心許無いので、障害物を
有効に活用した配置を意識すると安心です。更に、ダークエンジェルは
編成されたビークル1台につき1人のテックマリーンを配備できるため、
車体ポイントの減少にも柔軟な対応が可能といえます。
ランドレイダーの全面装甲値14は心強いですが、コストが嵩むのが欠点です。
ドロップポッドのような縦深攻撃に特化した特殊なビークルもあり、
スペースマリーンらしい編成やダークエンジェルならではの編成など、
自分のイメージがアーミーとなる楽しさを持っているといえるでしょう。
・完全バランス型も非常に特化した編成も双方が可能。
・「恐れるものなし」を持つ兵が多いため、前線が安定する。
・コストは非常に高い。
これらを踏まえたうえで、まずは最低限のお買い物をしてみましょう。
2.まずは最小限のお買い物。
ウォーハンマー40kを遊ぶ上で必要なアーミーの条件があります。
それは、最低限必要な編制枠を埋めること。
ヘッドクォーターに1ユニット、トループに2ユニットを充てることです。
これは特別なゲーム以外では必須条件です。これを満たす為にも、今回は
シタデルブランド屈指のお得セットであるバトルフォースを使います。
ちなみに、ダークエンジェルバトルフォースは期間限定品だったため、
次善の策としてスペースマリーンバトルフォースを使用します。
・箱の中には
スペースマリーンバトルフォースは魅力的な箱です。20900円もの戦力を、
14000円で提供しています。ただし、そのコスト分使うのであれば工夫して
使う必要があります。5人のマリーンをどう使うか、主要のタクティカル
マリーン以外は5人であるので、将来的には何らかの方法で10人にする
必要があります。その上、前述の必須条件の一つであるトループ2枠を
埋める為にはその5人をほぼ素のマリーンとして使う以外枠を埋められない
のが残念なセット内容となっております。
気になるセット内容を開示してみましょう。
・タクティカルマリーン15人(トループ)
・スカウトマリーン5人(エリート)
・ライノ1台(専用輸送)
・アサルトマリーン5人(ファストアタック)
5人という区切りがもどかしいセットなので、2万と言う縛りが無ければ
2箱買っても無駄にはならない内容ですが、これはこれ。1箱でも十分
有益なセットになっております。タクティカルマリーンは10人運用が
最大なので、自ずと余る5人は何らかの素体にするか、他スカッドの
追加要員に適任ではあります。
兵数が少なくなりがちなスペースマリーンのかゆいところに手が届く
スカウトや、アーミーを始めたばっかりの突撃戦力となるであろうアサルト
マリーンなど、必要な戦力は一通りそろっては居ます。求めるアーミーの形に
よってはこれを使う必要は無いかもしれませんが、其の場合は2万円に収める
事はほぼ不可能です。戦力の個別評価は「スペースマリーン全軍紹介」では
ないので割愛します。
・追加戦力
前述のように、タクティカルスカッドが5名のみ、というのは実際の戦場に
おいて心細いこと気まわり無い状況です。
そこで、ダークエンジェル ベテランスカッド(3400円)を追加します。
このミニチュア達と15人のタクティカルスカッドを併せ、10人の部隊を2つ
編成することが遠未来で生き残る唯一の2万円兵団でしょう。
ここまでで、17400円。残金2600円といささか心許ない金額となってきました。
・HQあれこれ
さて、ヘッドクォーターというのは有る意味あなたの分身であり、
ゲーム上では将として全軍を率いるかけがえの無い存在です。
ミニチュアの選定にも気合が入りますし、何よりも「強く格好良い」モデルを
編入したい、という思いがあるでしょう。
今回はライブラリアン/ターミネイター・アーマー装備を推挙します。
予算を400円ばかりオーバーしますが、そこは少しだけガマンしてください。
これには幾つかの大きな理由があります。
・防2であること・・・パワーソード、ライトニングクロウ等を2+で
セーブ可能です
・5+のスペシャルセーブを持つこと・・・パワーフィストもセーブできる
可能性があります
・理力障壁があること・・・それでも失敗したセーブのフォローが出来ます
・コンビプラズマを撃ってから突撃できること・・・ターミネイターならでは
の移動に関するアドバンテージです
・サイキックパワーを2つジェネレイト出来る・・・理力障壁は失いますが、
6版サイカーならではの楽しみを得られます
・モデルが格好良い・・・これ以上大切なことがありますか?
現在の時点で使用する金額を計算してみましょう。
特殊な注文をしない限りは20400円になるはずです。
もう既にこの時点で31体の歩兵と1台の装甲車が入手できる計算になります。
一旦これを1ヶ月2ヶ月かけて塗りきってから次のキットを購入しても
構いませんし、32モデルを作りきるモチベーションを維持する為にご褒美
ユニットが欲しいかもしれません。次の章は最小限から超えた部分を
考えましょう。
そして、このモデルを作りきった時が1000ポイント戦でのデビューとなります。
サンプルロスターは以下の通り。
ライブラリアン
ライブラリアン(1)
ライブラリアンx1(120p)
ターミネイター・アーマー他(25p)
コンビ・プラズマガン(5p)
計・・・150p
エリート
スカウト・スカッド(5)
スカウトx5(80p)
ヘヴィボルター(15p)
プラズマピストル(15p)
パワーソード(15p)
メルタボム(5p)
計・・・130p
トループ
タクティカル・スカッド(10)
スペースマリーンx5(90p)
追加のスペースマリーン5人(75p)
パワーアックス(15p)
プラズマピストル(15p)
メルタボム(5p)
プラズマガンx1(15p)
ミサイルランチャーx1(10p)
計・・・225p
タクティカル・スカッド(10)
スペースマリーンx5(90p)
追加のスペースマリーン5人(75p)
パワーフィスト(25p)
プラズマピストル(15p)
メルタボム(5p)
プラズマガンx1(15p)
ミサイルランチャーx1(10p)
計・・・235p
アサルト・スカッド(5)
スペースマリーンx5(125p)
プラズマピストルx2(30p)
パワーフィストx1(25p)
プラズマピストルx1(15p)
メルタボム(5p)
計・・・160p
ライノ(1)
ライノx1(35p)
ストームボルター(5p)
ハンターキラー・ミサイル(15p)
ドーザーブレード(5p)
追加装甲(15p)
計・・・75p
合計・・・990pts
基本的にタクティカルスカッドはサージェントとプラズマガン、それに
ライブラリアンが合流し5人とミサイルランチャーのスカッド、ライノに
10人で登場したスカッドに分かれて運用します。
スカウトは別働隊として、守りが手薄なところに強襲をかけてください。
3.色々な追加プラン
アーミーを作ると言っても色々あります。人によっては豪華なユニットを
小数で使ったり、安いユニットを大量に使用する。ある意味回転すしで
何を選ぶかというそれぞれの好みによく似てます。本人の価値観が
ダイレクトに反映されます。そこから考えてプランを複数用意しましたので、
自分の感性でこれだ!とチョイスしていただけると幸いです。
分からない場合はまず2章で止めても問題はありません。
1000pのゲームはできます。
ここから紹介するプラン2万円をオーバーして何を強化するか、という
選択です。しかし、独自のチャプターを構築する上では避けて通れない茨道…
戦い(多々買い)はこれからです!
要望:もっと安定したアーミーが欲しい
ウォーハンマー40kで安定したアーミーと言えば、やはり「確保ユニットの
充実」でしょうか。こう言い切れる理由はゲームごとにランダムで決定される
勝利条件3つのうち2つが確保ユニットを必要とするからですね。
この要望をでクリアするのに適したボックスは、タクティカル・スカッドと
なっています。ヘヴィウェポンとボルターの防衛ラインはそうそう崩れない
でしょう。
(5100円)
要望:まとめ買いでも良いから、もうちょっとお得にアーミー作れない?
迷わずスペースマリーン・バトルフォースを購入しましょう。
1箱では5人のスカウトとアサルトスカッドが10人で運用できるのは
心強い限りです。もし上記の増強をした後でも、5人のスペースマリーンは
デバステイターと共に運用できるので問題ありません。
(14000円)
要望:強い歩兵が欲しい
バトルフォースに収録されている歩兵はそれほど個体性能が強いわけでは
ありません。また、アーミーを象徴するほど派手と言う訳でもありません。
そこで、エリート歩兵の出番です。
ターミネイターはそれぞれがパワーフィストとストームボルターに代表される
強力な武装を持った万能選手です。また、白兵戦に特化したアサルト・
ターミネイターも捨て難くあり、非常に頭を悩ませます。
ヘッドクォーターにベリアルを編入するとトループとしても扱えるのが
嬉しいですね。
(各ターミネイター:6100円)(ターミネイター・キャプテン:2300円)
要望:兵は神速を尊ぶという!電光石火の強襲はできないのか?
ダークエンジェル レイヴンウイング バトルカンパニー・・・ファスト
アタックにバイク7、ランドスピーダー1を1枠で編入できるのは心強い
限り。将に神速の攻撃を見せてくれることでしょう。
(14000円)
ドロップポッド・・・タクティカルマリーンを任意の場所に急襲させるのも
手かもしれません。コレによる縦深攻撃は位置を補正して事故が
起こらないように誘導されるのも利点です。
(4500円)
要望:火力だ!もっと火力を!
ウォーハンマー40kの魅力の一つである、一撃粉砕…プレイ風景見た事が
ある方でしたら、1ユニットの(或いは1発の)強力な砲撃が戦車を、
ドレッドノートを、ユニットを焼き尽くし、受けたほうは呆然と立ち尽くす。
勿論スペースウルフにもそのような武器が無い訳ではありません。しかし、
ここまできて「安く抑えたい」なんて甘いことは言ってられないのですよ?
・ディヴァステイター・・・これを導入するためにはディバステイターと
スペースマリーン・タクティカルスカッドを購入することをお勧めします。
ディバステイターには兵が5人しか入っておらず、ディバステイターは
最大10人の編成ができるため、ディバステイター1箱では人数が足りない
のです。余った5人のマリーンはそこに含まれているビッツパーツと合わせて
他ユニットの増強に充てればOKです。
(4500円+5100円=9600円)
・ヴィンディケイター・・・一撃粉砕とはこの戦車のためにある言葉です。
射程距離は短いものの、着弾地点には何も残るものはないでしょう。
(6800円)
・ランドレイダー・・・撃って良し、守って良し、運んで良しの重戦車です。
移動が苦手なターミネイターを最前線まで送り届けることが可能です。
(各9000円)

2