ファンタジーバトルだろうと40000だろうと、ウォーハンマーを遊んでいくと
いずれ、
フォージワールドのキットに手を出すか、出さないかの選択を
することになります。
手を出さないのであれば、この記事がいつか役に立つかどうか。
案外、他でガレージキットを作るときに役に立つかもしれません。
手を出す/出したけどプラキットと違うので困っている方には「洗浄」という
一番やっかいな部分の悩みを解決できるかと思います。
作ったけど上手くサーフェイサーが乗らない、接着しても取れてしまう、
塗装したけど必ず特定の部分がはがれてしまう等、洗浄不足に起因する
問題はこれから方法を応用すれば解決の目処も立つのではないでしょうか?
用意するもの
・スクラビングバブル 激泡キッチンクリーナー
・ポリバケツ
・レジン製キットなど、離型剤の乗った製品
・ゴム手袋
・換気
注意点:薬剤がアルカリ性のため、ステンレスの不動態(酸化皮膜)を
侵す作用があります。本来の用途では薬剤吹きつけ→水洗いを短い時間で
終わらせるため問題とはなりませんが、漬け置きをステンレスのシンクや
浴槽で行うと錆が発生する恐れがあります。また、タイルの目地も
侵しますので、お風呂での作業も控えるべきでしょう。
ユニットバスでも金属部分に薬剤が付かないようにして下さい。
いずれの場合もすぐに洗い流せば問題はありません。
スクラビングバブル 激泡キッチンクリーナーが今回の主役です。

吹き付けしたところ。ものすごい量の泡が出ます。

しばらく経つと泡が消えながらパーツの隙間に落ちていくので、更に吹き付けを
行います。具体的には気が済むまで。10分ほどそのままにしておきます。

パケツを水場に運んで熱湯を注ぎます。パーツがひたひたに隠れたらOK。
このまま数時間放置します。

水面のクローズアップ。油が浮いているのが判りますか?
充分に時間を置けばパーツの奥まできれいに洗浄されています。
何度か清水ですすぎ、薬剤が洗い流されたらざるに受けるなどして
パーツを回収します。丁寧に受け、丁寧にふき取り、充分に乾燥させて下さい。
これで面倒だった洗浄作業がスッキリ終わりです。
ちなみに、激泡で覆ったキットをお湯で漬け置くのは何故か?という問いには
幾つかの答えがあります。
1、薬剤に触れていない部分もフォローできる
2、接触面のアルカリ剤が中和されると、残りの洗浄剤が無駄になる
3、濃い薬剤より適切に薄い薬剤の方が化学反応の効率が良い
4、湯を使うことで反応速度をあげる事ができる
など。薄めてもバケツの中の薬品の量は変わらないですから。
あと、豆知識ですが排水溝に三角コーナー用の不織布ネットを挟み込むと
パーツ紛失の対策になりますよ!
では、良いホビーライフをお送り下さい。

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