40kの日本語板が展開されたのは、ゲームズワークショップの直営店であるホビーセンター神保町店がオープンしたその日だった。
当時はシタデルミニチュアをはじめとしたシタデルカラーやゲームの関連製品を扱う店は少なく、店舗にある在庫も多くは無い。そんな環境の中、現行製品の(多分)全てが揃っているショップができたのだから、開店初日に行列ができたのも当然と言うしかない。勿論自分も並んだのだけれども、ほぼ先頭だった為、後ろにどれだけ居たのかは把握できていない。
当時、神保町のとあるビルの1階の店舗に6卓、4階には4卓(記憶に頼っているので、間違いがあるかもしれません)のプレイスペース(と事務所)があり、趣味人がゲームをし易い環境が整えられていた。当時「5人以上のメンバーで構成された」「定例会を行う」クラブチームがホビーセンターに登録されると幾つかの情景モデルをプレゼントする、というキャンペーンをしたこともあった。狙いは公民館等で例会を行う事を促進する為だったそうだが、結果から見るとホビーセンターの卓を予約して「例会」を行うチームが多く、ゲームのし易さが仇となった様だ。
自分が初めてメンバーとなったクラブチームのキャプテンから「あなた以前からゲームをしていたので、今後はゲームをしないで欲しい」と言われたので、即辞めてエンコマを立ち上げたのは今では遠い記憶である。だからこそ「遊べる場所を用意する事」を続けられていたと思う。
そんな訳で、エンコマの例会を行いながらもブラックドワーフには足繁く通い、ホビーセンターに日参する日が続いていた。

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