先日発売された「コデックス:アデプタ・ソロリタス」で使うべく、
ミニチュアを何体か作りました。今の時代、メタルフィギュアを扱う
機会も少ないとは思いますが、折角なので少し記録を取ってみました。
まずはケルプ。一体成型のため、基本工程を確認します。

右側がパッケージから取出したままの状態、
左側が磨き上げた状態です。

真鍮ブラシも色々ありますが、自分は小判型の物をメインにしています。
三行とかストレートとかも使いますが、そこは使い分けです。
小判型の真鍮ブラシは置き、ミニチュアを動かして磨きます。


正面・裏面をそれぞれ磨いたところです。
この表面処理をしないと、ミニチュアの塗装が剥離してしまいます。
これは、ミニチュアの表面に付いている離型剤に由来する物なので、
真鍮ブラシでこそぎ取るわけです。
余談ですが、シタデルのアンダーコートは表面処理をしない面でも
しっかり食いつくと言われていました。

シタデルのベースのスロットは2mm幅ですので、タグを少し曲げて
調整します。

タグに瞬間接着剤をたっぷりつけておきます。隙間が大きいですので。

念のため、ベースのスロット部に硬化剤をスプレーします。

ミニチュアをベースに差し入れ、接着剤が硬化したらサフ吹きOKです。

エアピン。ミニチュアの奥まで湯(熔解した金属材料)を行き
わたらせる為に原型に開けられた穴。不要なので切り取ります。

パーツの接合。リペンティア・スペリオールとニューラルウイップ。

↑のような鉄筆やナイフの先端等で穴明け部に印をつけます。

胴体側の受けに印をつけます。

ピンバイスで穴を開けます。1mm径のドリルと真鍮線で細工します。

胴体側と同様に穴明けし、真鍮線を差し込みます。

腕をつないだらベースに立てて一体目完成です。
大体こんなところですな。

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