知己の日記でも熱い議論を巻き起こしていた「策略:電波障害ビーコン」。
ルール上いささか大味に効果が記されていることもあり、ボード上で猛威を振るっている。自分が使うときには相手に納得してもらえるよう、また、相手に使われたときにはまともなプレイになるよう、その効果を考察してみた。
大きさ:電波障害ビーコンは「装甲値」13を持つ「移動不能」なビークルである。つまり、サイズはラージである。薄く、小さくマーカーを作ったとしても、実際のサイズは5〜6cmの高さを持つ、と判断するのが妥当だろう。
効果:周囲96cm以内に投入された敵「増援戦力」ユニットごとに4+でユニットが投入される場所を指定できる。「通行できない地形」の中は指定不可。
→矛盾する効果について
例えば、スペースマリーンの「テレポート誘導装置」などは縦深攻撃の位置を指定する効果を持つ。このような矛盾する効果をもたらすルールと干渉した場合、それぞれのプレイヤーがダイスロールし、出目の大きい方の効果を採用する。
→電波障害の判定に成功したユニットを配置する場所の指定方法
戦場の端から進入するユニットであれば、何処から進入するかを指定する。
縦深攻撃を行うユニットについては、「投入される場所を指定」とあることから、
1.そのユニットの全員が展開できる地点を指定する事。
2.「投入される場所を指定」されるため、通常のスキャッターは行わず、
指定地点を中心として縦深攻撃後の配置を行う。
→電波障害ビーコンの効果範囲に投入されるフォーメーションについて
フォーメーションの基点がビーコンの効果範囲に入った場合、電波障害の判定を1回だけ行い、フォーメーション全体が進入してくる基点を指定できるかどうか判定する。
ハウスルール:効果範囲について
電波障害ビーコンは直径192cm以上という、非常に大きい効果範囲を持っています。ゲームボードが小さい場合、効果範囲を縮めなければ、相手の敵陣最奥部から侵入してきた兵ですら思い通りの進入ができず、対戦相手をゲンナリさせることこの上ない場合もあります。そこで、ゲームボードが小さい場合は効果範囲を「範囲:ゲームボードの長辺÷2」とするのは如何でしょう?勿論、電波障害ビーコンのルールで定めた効果を弱体化させるものではありますが、「迂回行軍」で自陣を荒らされる事の備えにはなると思います。
ご意見、批評などお待ちしております。

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