鼻先がちょびっと黒くて、しっぽの先は白。
黒目の周りだけ、ちょびっとエメラルド。
そういう「ちょびっと」。
ちょびっとが、まあの大きなチャームポイント。
本人(本猫)は、そんなことはちっともわかってなくて、
チャップリンのような鼻で控えめに甘え、
エメラルドグリーンの瞳でアイコンタクトし、
鼻歌を歌うように、しっぽを揺ら揺らさせる。
まあに初めて出会ったとき、
このしっぽが忘れられなくて引き返した私。
しっぽに飛びついたハク。
笑った子供たち。
控え目、気の弱さの象徴のしっぽ。
まあはこれからもそういう自分を生きていくのだろう。

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