もう会うこともないかも、と思っていた人と偶然会いました。
私はスーパービジョンを受けた帰り、その人はある研究会に来たところでした。
エレベーターのドアが開いてお互い目が合ってびっくりです。
どちらかが数分ずれていたら出会っていませんでした。
しかも、その人のお目当ての研究会は、この日は開催されていませんでした。
与えられた偶然を私たちは楽しむことにしました。
梅田まで歩き、本屋さんに寄って田舎では買えない本を買い、お茶をしました。
今日は家に帰っても私一人と猫だけ。
その人も今は自由な独り身。
私たちにはたっぷり時間の余裕がありました。
あんなこと、こんなこと。
プライベートから社会の話題まで、いろんなことを話しました。
あー、何か疲れてきたなぁ、今何時だろう?
と、時計を見たら、19時02分。
目を疑いました。
え? 17時じゃないの?
と、最近また視力が落ちてきている私は再確認しましたが、19時に間違いはありませんでした。
スーパービジョンが午後2時に終わって、こんな時間まで・・・。
気楽な身とはいえ我ながらあきれてしまいます。
それにしてもこんなに時間を忘れて語り合ったのは久しぶりでした。
我を忘れたわけではないので良しと思っておきましょう。
別れるときは、
また会おうね、とか次の約束をするわけではなく、
じゃまたね。
と、短く挨拶を交わしてあっちとこっちに分かれました。

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