9月1日。映画の日。仕事帰りにレイト・ショー。
これだけで決まったな。
またまた凄い音楽映画を観てしまった。
二時間以上、ビートルズの曲だけが流れるミュージカル。
主人公は、とある事情でアメリカに渡ったイギリス青年。そこで友達が出来、その妹とのラヴ・ストーリーが展開されると同時にベトナム戦争の渦に巻き込まれる。お話は単純(歴史的な出来事はとても重いが)なんだろうけど、そこにビートルズのサウンドと言葉がどう絡んでくるのかが、本当に観てのお楽しみ。
映画館に行って二時間以上あるのを知って寝てしまわないかなと思ったが、そんな心配は全くなかった。CGを駆使した斬新な時代背景の描写とビートルズ・ネタのちりばめ方、役者たちが全身で表現するビートル・カバーの見事な歌唱ぶり・・・。瞬きも許されない。すべてが見どころだ。
U2のボノが怪しい伝道師で出演、あの曲やあの曲を歌うのも話題だったが、やっぱり面白かった。ジェフ・ベックのギターがやっぱりあの曲で流れる・・・。
登場人物の名前がみんなビートルズ・ナンバーのタイトルや歌詞からの引用でとてもベタなんだけど、もうこれしかないよと納得。あと、ジャニスとジミヘン似のミュージシャン・カップル。最後は屋上で演奏とかも・・・全部許せる。
音楽と映画の可能性は無限なのか?もしかして?と思わせる作品。
震えが止まらぬまま地下鉄で帰ってきたよ。

珍しくパンフも買ったよ。

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