雨の休日の午後、
この春のドラマ「Mother」三話分をまとめて観た。
松雪泰子扮する三十代の独身女性が、
不幸な少女を助け、住んでいた街を飛び出す。
第一話の舞台となるのが、北海道南部の鉄の街。
私の故郷が舞台というので興味本位で観たのだが、
室蘭ロケは少女の暗い過去のエピソードが中心。
最初は坂のある住宅地や、浜の風景が次々に出てきて、
あれはあそこだここだと盛り上がるのだが・・・。
だんだん、話が重くなっていって喜んではいられない。
でも、なかなか力の入ったドラマで、
思わず引き込まれてしまった。
松雪と子役の女の子の「母と娘」ぶりがはまりすぎで、
二十四年ぶりにテレビドラマ出演の田中裕子がまた濃厚な演技を見せてくれる。
初回のテンションが最後まで続くのか心配だけど、
これは、毎週見守るような気持ちで・・・。
週刊文春に「数字はイマイチだが、今期一番のおすすめ」と書いてあった。
一回目を見逃すとつらいかもしれないけど、
もっと観てほしいなと思う。
Mother
http://www.ntv.co.jp/mother/

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