12月30日に実家へ着いた時、ちょうど茶の間で、
「日本レコード大賞」をやっていた。
オープニングで歌っていたのは、、
なんと、優秀アルバム賞に選ばれた細野晴臣氏。
曲はチャップリンの「Smile」のカバー。
録画しておいたので、自宅でまたゆっくりと観ている。
由紀さおりさんも企画賞を受賞し、「夜明けのスキャット」を披露。
なかなか、感動的な放送だった。
年明けに細野さんのソロ・アルバムを聴いた。

細野晴臣 / HoSoNoVa
彼のソロ・ワークには詳しくないが、
38年ぶりの全曲ヴォーカル作品だという。
ほかにベーシストが参加していて、
細野氏はヴォーカルとアコースティック・ギター。
古き良き時代の名曲カバーが散りばめられ、
新しいオリジナル・ナンバーもその流れに溶け込んでいる。
ルーツミュージックへの思いが詰まった一枚。
細野氏の佇まいそのものの、落ち着きのある音世界。
ギタリストは高田漣、鈴木茂、徳武弘文と申し分のない顔ぶれ。
CDのインナーには一曲ごとに、
ご自身による丁寧な解説がついていた。
高級なステレオセットで聴くのがいいのだろうけど。
脱衣所に置いたiPhoneのスピーカーで、
風呂に浸かりながら聴くのが実に心地よい。
今日は午後の曇り空の下、
イヤホンで雪の積もる街中を歩きながら聴いた。
平凡な日常に似合う音楽だと思った。

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