Kota's Movie Review

　2009年にレビューを書いた19本の映画・DVD（2009年の作品とは限らない）の中での、My Best Movies of the year 2009。

※　2008年のマイベストはこちら。

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　『殺人の追憶』
　ポン・ジュノ　（監督）
　2003年制作
　☆☆☆☆☆
　萩原湖太郎的一言コメント：　ポン・ジュノの稀有な点は、「社会を見つめる目」「時代を見つめる視線」。本作では、未解決のまま忘れられつつある連続殺人事件を描くことで、様々な問題が解決されることなく放り出され過ぎ去ってしまった「ある時代」そのものを描こうとしたのではないかと思う。

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　『空気人形』
　是枝　裕和　（監督）
　2009年制作
　☆☆☆☆
　萩原湖太郎的一言コメント：　美しさと醜さで満ちたこの世界を生きていくことの喜びと悲しみを描いたファンタジック・ヒューマンドラマ。

　萩原湖太郎的オススメ関連Book：
　『ゴーダ哲学堂』
　業田　良家　（漫画）
　2007年
　竹書房
　☆☆☆☆

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　『となり町戦争』
　渡辺　謙作　（監督）
　2006年制作
　☆☆☆☆
　萩原湖太郎的一言コメント：　見えない戦争、政治的無関心、公務員批判、素朴なヒューマニズム、意地の悪いブラックジョーク…、様々な論点を含んでいるにも関わらず、映画として全く破綻していないばかりか、安心して観ていられる安定感まで感じさせるのは見事。2度観ると、かなり印象が変わる。