2017/1/3

大学アメフト事情  学校紹介

 昨日大学ラグビーについて語ったので、今日はアメフトについて語りたい。

 多くの大学の競技種目で関東勢が優位であることは確かだが、ことアメフトに関しては事情が異なる。大学アメフトの日本一を決める12月の「甲子園ボウル」は西宮市の甲子園球場で実施されており、そのことからも関西勢が優位なのが分かる。観客動員やキャラクターグッズの売り上げも関西の方が上回っているという。

 大学ラグビーと同じく、自分が大学生になった1978(昭和53)年からの「甲子園ボウル」の結果を見て行こう。なおこの大会は、2008(平成20)年度までは東西大学の王座決定戦として、関東学生リーグと関西学生リーグの優勝チーム同士が対戦する形だったが、他の地区でもアメフトをやっている大学が増えたこともあり、翌シーズンから、全国8連盟による全日本大学選手権の決勝戦として実施されている。

1978(昭和53) 日本大 63- 7 関学大
1979(昭和54) 日本大 48- 0 関学大
1980(昭和55) 日本大 42- 7 関学大
1981(昭和56) 日本大 42-31 関学大
1982(昭和57) 日本大 65-28 京都大
1983(昭和58) 日本大 14-30 京都大〇
1984(昭和59) 日本大 42-42 関学大
1985(昭和60) 明治大 46-48 関学大〇
1986(昭和61) 日本大 28-49 京都大〇
1987(昭和62) 日本大 17-41 京都大〇
1988(昭和63) 日本大 35-28 関学大
1989(平成01) 日本大 45-14 関学大
1990(平成02) 日本大 34- 7 京都大
1991(平成03) 専修大 20-25 関学大〇
1992(平成04) 法政大  7-17 京都大〇
1993(平成05) 日体大 10-35 関学大〇
1994(平成06) 法政大 22-24 立命館大〇
1995(平成07) 法政大 17-24 京都大〇
1996(平成08) 法政大 21-28 京都大〇
1997(平成09) 法政大 21-21 関学大
1998(平成10) 法政大 17-25 立命館大〇
1999(平成11) 法政大 13-52 関学大〇
2000(平成12) 法政大 28-21 関学大
2001(平成13) 法政大  6-24 関学大〇
2002(平成14) 早稲田大14-51 立命館大〇
2003(平成15) 法政大  6-61 立命館大〇
2004(平成16) 法政大 17-38 立命館大〇
2005(平成17) 法政大 17-14 立命館大
2006(平成18) 法政大 45-43 関学大
2007(平成19) 日本大 38-41 関学大〇
2008(平成20) 法政大 8-19 立命館大〇
2009(平成21) 法政大 38-50 関西大〇
2010(平成22) 早稲田大21-48 立命館大〇
2011(平成23) 日本大 3-24 関学大〇
2012(平成24) 法政大 17-20 関学大〇
2013(平成25) 日本大 9-23 関学大〇
2014(平成26) 日本大 10-55 関学大〇
2015(平成27) 早稲田大27-28 立命館大〇
2016(平成28) 早稲田大14-31 関学大〇

 以上を見てもこの10年は関西勢が優勝しており、圧倒的に関西が優位に立っている。

 あともうひとつ、関西で大学アメフトが関東より人気がある理由に、他の種目ならとても太刀打ちできない国公立、例えば京都大学とか神戸大学が1部リーグにいることもあるのではなかろうか。

 2016年度の1部リーグの結果は以下の通り。

 1位関西学院 2位立命館 3位関西 4位龍谷 5位甲南 6位京都 7位神戸 8位同志社

 2015年度の結果は以下の通り。

 1位立命館 2位関西学院 3位関西 4位京都 5位神戸 6位龍谷 7位近畿 8位桃山学院

 過去の記録をみると、大阪大学とか岡山大学、大阪市立大学も1部リーグだった時代がある。大阪教育大大学にいたっては、2013年度に1部リーグを経験している(1年で降格したが)。その昔、日本一にもなった強豪の京都は、その後優勝は遠ざかっているが2006年には3位、神戸も2008年に3位になっている。

 強豪の私学のようにスポーツ推薦もなく、大半が初心者の国公立が、ここまで頑張っている種目もリーグも全国探しても他にないのではないか。

 アメフトは、オールラウンドにできなくても担当分野のプレーができれば、初心者でもなんとか通用する種目なんだろうか。

 ちなみに、大阪府の高校で試合に参加しているチームは16チームで、私立12に対して、公立は池田、豊中、箕面、大正の4校。今年度は関西大学第一が優勝している。

 かといって自分は生徒諸君に「アメフト、ええで」「ラグビーもええで」と勧めているわけではない。なぜなら、防具などの道具でお金がかかるし、競技中の事故率が柔道や陸上とともに高いからだ。教え子のひとりに立命館でアメフトをやっている生徒がいて、一度学校に遊びに来たとき、驚くほどの首の太さであったことを思い出す。あれほどの激しいぶつかりを耐えうる身体は、こないに太い首でなければならんのかとビックリした。

 とことん鍛えて衝撃に耐えうる身体になってこそ参加が許される競技であり、そんな努力をする気がないのなら、自分のようにテレビ観戦オンリーで楽しむべき種目だ。

 「えっ、先生、そこまで語るからには実際にラグビーやアメフトをやったことがあると思ってました」

 申し訳ない、一度もやったことありません。体育の授業でもやったことありません。第一、怖いやないですか。痛そうやし。すんません。



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