2017/8/5

中身を読まんとって題名にケチをつけるな!!  図書室

 少し刺激的なタイトルだが、これは自分自身を諭しているもので気にせんといてください。

 先日のブログで図書室前に掲示してある『君の膵臓をたべたい』(住野よる)のポスターを撮影して、「俺は食べたないなあ」とコメントを入れた。

 「ほんまに最近けったいな題名の小説が多いなあ」とひと昔前の「ぼやき漫才・人生幸朗&生恵幸子」的にぼやくことが多いが、よくよく考えたらそんな小説を読んだことがない。ポスターから察するに、題名から直接連想するような「猟奇的」な内容でないことはわかる。

 「これはあかん」と思い立ち、本日『君の膵臓をたべたい』を本屋で少し立ち読みしたが、「俺は食べたないなあ」とコメントを入れた自分の浅はかさが恥ずかしくなった。

 とは言うものの、題名にぼやきを入れたい小説が多いのは確かで、最近の傾向みたいだ。ということで、とりあえず一度はぼやいてみてからこの夏休みにでも読んでみよかと思うのである。

 それでは「ぼやき」を開始します。

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(七月隆文)

 「どやってすんねん!!」

 『君の名は。』でもあった「時空を超える」的な内容は、初老である自分の最も不得意とする分野。よって「ぼやき」の格好の材料として授業でも使わせてもらったが、なんとなんと「京都」が舞台ということを知ってからにわかに観光学の授業でリスペクトするようになり、映画のビデオまで購入しちゃいました。小説はまだ読んでません。

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(テレビアニメの脚本・岡田麿里により小説化)

 「ほんなら誰か教えたれよっ」「今はスマホでなんでも分かるやないか」

 以前ブログで同じようにぼやいた記憶がある。アニメも小説も知りません。どんな内容なんでしょうか。

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(岩井俊二)

 「そんなん、下から見たら火傷するやろっ」「遠くから見るにきまっとるやろ」

 『君の名は。』的なイケてる文庫本の表紙に魅せられた。校内を飾るタペストリーはこんなんもええなあ。

『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』(沖田円)

 「そんなん初めての恋とは言えまへんで」

 文庫本の表紙からこれはおそらく「ライトノベル」なんだろう。「ライトノベル」はぼやく対象には入れないつもりだったが、つっこみがいがある題名だったので特別に紹介した。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(岩崎夏海)

 以下「新潮社」のホームページより

 ある日突然、女子マネージャーになった主人公の川島みなみは、都立程久保高校の野球部を「甲子園に連れていく」と決めた。でもいったい、どうやって? 世界で一番読まれた経営学書『マネジメント』の理論を頼りに、みなみは野球部を変革して行く。「真摯さ」とは何か、顧客は誰か、組織の成長とは……。ドラッカーの教えを実践し、甲子園出場をめざして奮闘する高校生の青春物語!

 初版は2009年。ベストセラーとなりマンガ、テレビアニメ、映画にもなった名作である。これだけは読んだことがある。もしも読んでなかったら「そんなん、読んでる高校生、なかなかおらんで」と突っ込みを入れていたかも。しかしその面白さを知っているので、突っ込む気はまったくない。

(追記)

 「ライトノベル」という分野があるらしい。その定義は不明確らしいが、ターゲットは若年層で「萌系」の表紙や挿絵が共通しているという。

 ぼやきを入れたくなる小説の題名は長いのが多いが、「ライトノベル」の分野でも2008年に『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』という妹に失礼極まりないのが大ヒットしてから説明口調の題名が増加したという。

 今回紹介したのは、書店の「文庫本」コーナーにあるようなもので、「ライトノベル」コーナーにはなさそうなものに限定した。



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