大阪人そのままに、私はポン酢が大好きだ。
ありとあらゆる物にポン酢をつけるのが、
もはや宿命なのか、と思う程にポン酢が好きだ。
だが、間違っても『ミツカ○ポン酢』みたいな
二流品は使わない。
ユタの如き辺境の地に住うなら話しは別だが、
美味しいポン酢が、少々高価ながらも、手に入る地に
住んでいるのにそれを使わないのは、
もう、一種の罪の様な気さえする。
なので、我家は尼崎のひろたぽんずを愛用している。
にじやさんで帰国してから見たら、1ドル上がってた・・・orz
でも、本当の本当に美味しいポン酢は、
世界で一番美味しいポン酢は、もちろん、
大阪の旭ポンズに違いない。
だが、悲しいかな、なかなかこちらでは手に入らない。
一度、3年位前にするきさんで見かけたので、
飛びついて買ったら、さすがに10ドル越えていた。
だが、あんまりにも美味しいので、また買いに行ったら、
もう姿を消してしまい、今に到っている。
そんな旭ポンズ、はははぁ〜ん、東京では売ってない。
ちなみに、この『はははぁ〜ん』は優越感の『はははぁ〜ん』だ。
もうそれ位に美味しいのに、東京では売っていないのだ。
ああ、可哀想な東京の方々。それなのに、旭ポンズに代わる
美味しいのんもあらへんのよ。
で、今回、どうしても旭ポンズを持って帰りたかった。
例え、空港で「重量オーバーですね、はい、追加料金」と
凄まれようとも、旭ポンズを持って帰りたかった。
本気で「一升瓶のを買って帰るか」とも思ったが、
何せ日持ちのしない物だから、それで腐らせたら絶対に号泣する。
だから、関目の商店街にある肉屋さんで見つけた時に、
衝動的に2本買う事にした。
すると、優しい妹が、「お姉ちゃん、買ったげる」と言って、
その2本ともお金を支払ってくれた。
とても嬉しかった、ありがとう。
そして、大阪の地でも旭ポンズは結構する。
1本、600円前後もするのだ。
だが、アメリカなら売っていても、1000円越える。
やっぱり、これは安いと言うのではないだろうか?
そして、西宮マダムの姐さんもまた、1本、旭ポンズを
持ち帰れる様に、と用意して下さっていた。
ああ、ありがたい。
旭ポンズの瓶を見ると、本当に幸せになる。
帰国してからも、度々ポンズの瓶を手に取って幸せになっている。
まだ、食べてもいないのに幸せになれるポンズは、
世界広しと言えども、旭ポンズだけなのだ。
帰省前まで丁重に扱われていたひろたぽんずのその後であるが、
「早よ、無くなれっ!」。
義弟に言わせると、
「ひろたぽんずは無駄に甘ったるいですからね」。
そうだ、そうだ!甘ったるいぞ、ひろたぁ〜!
と、そんな暴挙に出てしまわれるひろたぽんずさん。
いえいえ、ちゃんと最後まで食べてから、旭ポンズは食べますから。
私が正義の味方、ヤッターマンだったなら、
旭ポンズを見せられたら直ぐさま、降参するだろう。
それ位に私の弱点な美味しい物なのだ。

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