昨晩は学校のカウンセリング・ナイト。
ぼんの今年9月以降、残り3年間のクラススケジュールが
ほぼ決定した。
カリフォルニア州(他の州はわからない)では、
Honorクラスというのは、ジュニアからしか内申書に
影響しないので、ASクラスと言う呼び名で区別されている。
が、内容はまさしくHonorクラスで、さしたる変化は無い。
思えば、ぼんはのんびりゆったりのユタ生活を満喫し、
突然降って湧いた様なカリフォルニアの学生生活に
死ぬ様な思いを味わった一人である。
カリフォルニアは別にそれ程学力の高い州ではないが、
それでも、ユタなんかよりは断然に高く、
ここ西部ではトップ100スクールにちょこちょこ顔を出す、
唯一の州と言っても過言ではい。
まぁ、ユタからカリフォルニアに来た当初の彼の作文の
添削を出来る物なら、皆さんにもお見せしたかった程である。
真っ赤も真っ赤。グレイド(成績)はC。
初めて取ったCに、彼は呆然とし、涙目にさえなった。
ユタではそれ位のんびりで、ライティングなんてお遊び程度に
しかやっていなかったその結果である。
小学校5年生からここに来て、しのぎを削った次男が
今や易々とAを取っているのを考えると、
そのカリキュラムには天と地程の違いを感じてしまう。
その彼が、いよいよ来年からは全科目でHonorクラス入りを
果たす事となった。ユタでは誰でも取ろうと思えば取れた
Honorクラスだが、カリフォルニアではもちろん、
その許可がなければ、Honorクラスは取る事は出来ない。
それが、全クラスで許可が出て、怒涛の勉強地獄が
今そこに口を開けて待っている、という感じである。
うちの高校ではプログラム表というのをくれて、
そこで自分がどのコースを目指しているかで、
どういう風なクラスを取れば良いかを示唆してくれて
いるのだが、コースは4つに分かれている。
卒業する事を目標に頑張るコース。
大学を目指すコース。
かなり高度な大学を目指すコース。
めっちゃくちゃ高度な大学を目指すコース。
ぼんは、今、「高度」と「超難関」の間にあるらしい。
カウンセラー曰く、
「死んでもいいなら、君、超難関に行けるよ」
ぼんは曰く、
「悩む所だ。死んでもいいが、数字的に成績が落ちるのはダメだ。
その保証が今ここからは見えて来ない。ううむ。
7年生からこのレースが出来ている事を知っていたなら、
僕の今はこれ程不透明ではなかったのに・・・」
私はそのプログラム表をジッと見ていて、
ある事に気づいた。
それは、上の大学を目指せば目指す程、
科目の選択権は失われる、という事実だ。
そうして、ぼんの今後3年間のスケジュールを見ると、
はい、正直言って、愛の時には見た事も聞いた事もない科目が
ズラリと異彩を放っていて、私はそれを見ただけで頭痛がする。
彼は、完全なる理数系らしく、数字系で網羅されているのだ。
息が出来ません。
ああ、長女の時は、私の頭に合っていて、丁度良かった・・・。
長女の高校生活は、楽しくなかったけど、楽ちんだった。
選択の余地が沢山あって、彼女は日々ソーイングに邁進し、
大きなキルトケットを2枚も作り、
ハフパンツ、素敵なレースのブラウス、フリースジャケット等を
バンバン作って卒業した。
そう。卒業したのだ。卒業する為のクラス達。
「そうそう、私、リクワイヤードしか取らなかったから」
余りにものそのプログラム表が真実をついているので、
思わず、家族全員で大笑いだった。
「この表、すごいなぁ、その通りやわ」
「いやぁー、ほんまや、私、ほんまに卒業コースやってんな。
だって、エレクティブなクラスばっかりやったもん」
ゲハハハハハ・・・・・・・・・・
「で、私、コミュニティカレッジやろ?ガハハハ・・・
その通りやん、何が悪いねん、コミュニティカレッジ、安いねん」
「そうや、何が悪いねん、安いねん、ぼん、悪いけどママ、
そんな意味のわからんクラス、絶対にサポートできんから、
自分でしっかり頑張ってね、ゲハハハ・・・・」
「・・・うん」
なんちゅう、ええ加減な母親やねん。
そうして、ぼんはケイたろに向かって、
「ケイたろ、その意気で高校まで行け!
英語の成績は何?」
「うん?A」
「そうか、来年もAは取れそうか?」
「そうだね、今でも120%でAだからね」
「じゃ、高校ではフレッシュマンでASに入れそう?」
「あ、入れるんじゃない。その自信はあるね」
そうそう。そうやって、兄が導いてやってくれ。
ママには到底、もう無理な話しって感じである。
自分がやってもいなかった事を、導くのには・・・、
興味がなさすぎる。(爆)
「僕が一番好きな科目は、化学なんだよね」
オッエーーーー、化学!!!
大っ嫌いやったわ!!!なんで化学記号やねん、
なんで日本語で覚えて英語やねん、
何回「酸素?なんでO?そんなもん、『さ』でええやんけ」と
思った事か!
「物理は算数の延長って感じで、簡単過ぎて魅力が半減だね」
エエエーーーーッッッ!?
そら、あんた、ほんまの物理の怖さを知らんから言うねん。
あいつら、めっちゃ鬱陶しいねんぞぉーーー。
「幾何学は最も好きな数学かも」
ギョエーーーー!!!
ママなんか、テスト問題に一回切れて、
「そんなの○○三角形やから○○三角形やの!
なんで私が証明せなあかん、もう決まってる!」と書いて、
悲しげな教師に呼び出された事もあるのに。>自慢か?
長女はそのプログラム表の言う通り、卒業して放蕩し、
それからコミュニティカレッジに行きました。
あの表が言うならば、彼はこのまま行けば、
軽くU of A、U of Oregon、U of Washington、
Boston U位には入れるらしい。・・お金かかるよね。
自分で行ってくれるんかな。
でも、行きたいなら、行ってくれ。
表よ、きちんと占って。
めっちゃ当たるねんから。
・・・って。
進路は占いか?
バカ親決定。

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