きょう2月1日は、佐藤初女先生の御命日です
先生との思い出は数え切れない

先生のお陰で、多くの素晴らしい出会いがありました
北海道で『雪のイスキヤ』を主宰して先生と共に活動されていた
『畑野さんご夫妻』との出会い
先生が御存命の時に毎年行われていた『イスキヤ会』で
出会った多くの友
全て、私の財産になりました
きょうは初女先生の著書を読んで、先生を偲ぼうと思っています
昨日の北海道新聞の朝刊『朝の食卓』の記事です。
この記事を読んで、支笏湖での事を思い出しました。
その時の私は『ひものや万両』の仕事をしていて
毎日、時間に追われて多くの仕事をこなさなければ成らなかった。
この仕事の次は、アレとコレ・・・
発送する荷物の集荷に来るトラックの音に怯えて
「えっ

もう集荷の時間


」
とにかく忙しかった(;´Д`)
いつも何かに追われている様な気分でした。
パニック症状手前で踏ん張っていた。
そんな時に支笏湖で行われた『イスキヤ会のおにぎり講習会』に
出席しました。
支笏湖ユースホステルで1泊し、二段ベットに寝て
初めて会う人も居たけど、まるで学生時代の様な裸の自分が居た。
翌朝、講習会の前に初女先生の著書を買われた方へ
先生が裏表紙にサインをしていて、結構な人々が列を作っていた。
この新聞記事にもあったけど
先生は本にお顔を近づけて、筆で一文字ずつ
丁寧にゆっくりと書かれて、お顔を上げて
お一人お一人に、笑顔で応えていらっしゃったのです。
その時、スタッフの方が「先生、講習会のお時間です」と
迎えに来たけど、全く耳に入らない様子で
淡々と続けていらっしゃいました。
そして最後の方のサインを終えて、ゆっくり立ち上がって
会場へ向かわれました。
講習会は遅れる事もなく、時間通りに開催されました(*^-^*)
その時に、私は先生の所作から気づかされたのです。
私は仕事をしている時に、常に次の事を考えて
アレもしなきゃ

コレもしなきゃ

と思いながら
仕事をしている事に気づきました。
今やっている事に集中して、ゆっくり仕事を進めて行っても
結局、最終的には全ての事をこなせると教えて頂きました。
初女先生にお会いすると、その度に色々な事に気づかされます。
先生は何を仰る訳ではないのですが
先生の所作や言葉に今もなお救われています


今の私が毎日噛みしめている言葉は
「流れに任せて、今を生きる」です。
そして常に先生が仰っていらしたのは「出会いは未来を拓く」
その出会いに、日々助けられて暮らしています


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