何年前の事だったでしょうか


支笏湖のユースホステルで『イスキヤ会』があった時の事です
私の部屋に知り合いがいなく、知り合いの部屋に入り浸り
オシャベリをしていました。
翌日に自由時間があり、その部屋の誰かが「
支笏湖の丸駒温泉に
行きたい」と言ったのです
桑原さんという方が「じゃ 私の車で行きましょう♪」と行って下さり、確か2台の車で行きました




初めて会った方達と、丸駒温泉の露天風呂で約1時間余り
色々な話しをしました。
とっても印象深い思い出で
それから、そのメンバー7名に『コナーズ7(セブン)』という
グループ名が出来ました
何故『コナーズ7』か

と言うと
当時流行っていたテレビのコマーシャルで、金チョーの
『虫コナーズ』というのがあり、太った関西のオバちゃんが
出てきて踊る、人気のCMでした。
一緒に

に行った斉藤さんという方が看護師で
「その振りを真似て、病院内で一芸を披露した」と
楽しそうに話してくれました。
それにあやかって、我々も『コナーズ7』となった訳です。
そのコナーズ7が『コナーズ7α』になり、メンバーも増えて
会がある度に、まるでクラス会の様になって行きました。
その中に浦河の馬育成牧場にある
『エヤム』という
レストランのオーナー小野里さんが仲間になりました。αです
彼女はとても優秀な管理栄養士さんで、牧場で働く騎手の方などの
体調管理も考えたメニューで食事を出しています。
そこのランチは、地元の方々からも「美味しいお店」と言われ人気のお店です
数年前、彼女は大病をして
それから、ご主人が運転して


札幌や支笏湖でのイスキヤ会に出席するようになりました。
そのご主人は、とてもダンディーで素敵な建築家ですが
毒舌家でもあります。
「僕の🍙おにぎりはねぇ〜 初女さんの作る🍙を超えたよ〜」
「佐藤初女さんの様な料理など、昔のおふくろさんは皆やってたね」
と、初女先生を尊敬して集まってくる人々の前で、
ヒョウヒョウと、のたまうのです
ところが、それが何故か笑える。
世間では、そんな風に思われている方はいらっしゃるだろうなぁ〜」と思うからです(笑)
初女先生の素晴らしさは、お会いするごとに増していきます。
先生の言葉や所作

先生の人生

ここで揚げたらキリがなく、膨大なモノになるので止めますが
接するごとに感動と尊敬が増すという事は『本物』だから
と思います。
イミテーション(メッキ)は、剥がれるものね
話が反れたので、小野里氏の話に戻りますが、
「僕の🍙おにぎりは、初女さんを超えたね

」と言っていた彼
翌日の🍙おにぎり講習会で皆の前で🍙を握った時、とっても緊張して震えながら握っていました(笑)
口ほどにもない彼を、皆で笑ったものです

とても頭の良い方で知識も豊富で、毒舌なのに心があって優しい

そして照れ屋でチャーミング、偽善を嫌っていた所がある
というのが私の印象です。
お酒の好きな方で、二次会は必ず我々の部屋に訪れて話をしました。
とても仲の良いご夫婦で、奥さんの体調を気遣い
彼女が尊敬する初女さんの会に「彼女を出席させたい」という思いか
ら、一緒に来るように成りました。
毒舌を吐き出すと、奥さんが「モリちゃん、ダメよ!」という一事に
「ハイ分かりました」とうなだれ、5分もするとまた小野里節が飛び出していました。
その彼が突然、今年の1月に天国に召されてしまいました。
小野里氏の思い出は尽きなく、今でも涙がこぼれます
今回のイスキヤの会の後、畑野さんご夫妻と私達9名で
お参りの為に、浦河へ車を走らせました
ご自宅に伺って、お参りさせて頂きました。
「やぁ〜よく来たねぇ〜」と言って、出て来てくれる気がしました
その後
『アポイ山荘』へ

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