釣行日 :2005/04/30
天候 :晴れ・ナギ(ウネリあり)
場所 :勝浦松部 和八丸
ポイント:灯台沖、三本松
同行者 :なし
【今日の獲物】
イサキ(22)25〜34cm
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今年のGWは飛び石連休で2日と6日が休みの人は10連休になります。まるかつは6日は休みにして3+6連休にしようと必死に仕事の遣り繰りをするのでした。
いつものように電車の中で釣り雑誌を開いていると、料理を紹介する記事に「ハナダイのマリネ」という写真が紹介されていました。
彩りの良い野菜と美味しい白身魚のマリネ、考えているだけでヨダレが出てきそうになるのを電車の中ゆえグッと堪えました。
「そうだ、この間のイサキのライトタックル楽しかったなぁ。ハナダイの替わりにイサキでマリネを作っても最高かも。」とマリネとライトタックルがまるかつの頭の中で融合したのでした。
GW初日の29日は昨日からの南風が止まず、真夏のような暑さで今年は早くも半ズボンにTシャツ解禁です。
新島遠征組(チカちゃん、とくさん、なーたんさん)は無事に島にいけたのかしらん?と心配しながら明日のイサキ釣りの準備開始。竿はダイワのリーディングXA64-190VにABUの小型両軸リールにPE2号、サニービシFLに40号のオモリをセットしました。
久々に昼寝をしたせいか予定のAM2:00を待たず30分早く目が覚めてしまいましたのでちょっと早いけど出発。
「昨日の船宿への電話ではヤリイカは予約一杯だけどイサキは大丈夫と女将さんが言っていたけどGWだから早めに行った方が良いかもな。」と自問自答しながら通いなれた道である夜の湾岸道路を走り大多喜街道を勝浦に向いました。
港に着いてみるとヤリイカ船はぎっしりお客さんが乗って「さあ出るぞ!」と気合満々と言う感じ。イサキ船は接岸しているもののひっそりとしています。
「空いているのかな?」と船に近づくと、お客さんは両トモにクーラーが置いてあるものの、1m強の間隔でコマセを入れた桶が両弦にギッシリとセットされているじゃないですか。
「こりゃあビックリ。いったい何人乗るんだ?」と思案していると、両トモの間にもコマセがセットされていて、「ここにおいで」と誘っているではないですか。和八丸は19tの大型船ですからこんな事ができるんですねと納得しながらスパンカ下の特等席を確保しちゃいました。
車の中で朝御飯を食べていると、来るわ来るわ、次から次に釣り親父を乗せた車が到着し船の両弦が埋ってゆきます。さすがにGWだと、少し早く起こしてくれた神様に感謝感謝です。
用意したタックルをセットしてみると両トモとの間隔も十分で、広々してとても釣りやすそう。気になるかと思ったスカンパも高さがあるので十分竿を振ることができそうでホッと一安心です。
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両隣りの釣り人も挨拶を交わし和やかな雰囲気の中、港を離れました。最初のポイントは灯台沖でゆっくり走っても15分足らずです。
3回ほど流しましたが船中全くアタリが無く船長は早々と三本松への移動を決断しました。風は無く、ナギなものの昨日の風や台風の影響か沖からのウネリが結構あります。フルスロットルとは行きませんが約20分走って三本松に到着しました。
しかし、ここでもアタリは全く無く2流ししても船内は音無しで最低の雰囲気です。3流し目は南に少し移動して投入、35mの指示ダナでしたので、38mまで下ろしコマセを振りながら上げてくると36mで振った竿先がギュギュギューン。今日初めてのアタリですので追い食いを待たずに巻き上げるとなかなかの良型で3本バリの真ん中に食っていました。
潮の流れが結構速く、すぐにポイントを外れてしまうので一流し一投という感じですが、南に戻って北に流す、風は北なのでトモは潮下ということで今日の座席は最高の場所と言う事が判明。(またしても神様に感謝!)
ここからは今までの音信不通は何だったのかと言う位投入ごとにアタリが出てイサキ釣りの感じが出てきたのですが、潮が速いせいか単発が多く数が伸びません。でも今日は型が良く桶がドンドン埋まって行きます。
そこで今度は作戦を変更し、1匹目が掛かったら速い潮に押され気味の仕掛を逆に2m下げてみると大正解、強いアタリが続きトリプル掛けの達成です。(ヤッター!!)
両隣りは今はやりの探検丸をセットしていますが結果に結びつくかどうかは対照的でした。
右トモのベテランは硬めの竿で細かくコマセを出す作戦で単発ながら数を重ねています。しかし、左トモのミドルはここまでまるかつがツ抜けしているのにまだオデコ。「しかしおせっかいはしない、聞かれたら教えますよ。」がポリシーなので横目で見ながら黙っていました。
彼は首をかしげながら探検丸を覗き込んでいましたが、左トモ2番、3番の夫婦連れはそこそこ釣っているので何かが違うんだろうなと思っていました。
いよいよ痺れたのか潮回りの時に「何で釣れないんですかねぇ?」と話し掛けて来ました。丁度、直前の流しでトリプルを見せられたので我慢の限界に達したのでしょう。
「タナは糸で見ていますか?」と聞くと「はい。」と答えるので、「じゃあ、今日のイサキはきっとウィリーが合わないんですよ。良かったらこれを使ってみたら?」とまるかつスペシャルのケイムラビーズ付きのムツバリ仕掛けとバイオベイトを渡しました。この人はウィリー仕掛にイカ短を付けて釣っていましたがちょっと気になっていたんだよね。
次の流しでは果たしてイサキからのラブコールが訪れ、ニコニコ顔で「ありがとうございました。いい勉強をさせていただきました。この仕掛を持って帰ってこれからは自分で作ります。」なんて決意表明までしてくれちゃいました。
自分だけ釣れないのは辛い物、みんなが幸せになりたいですものね。
しかし、潮はどんどん速くなり三本松を後にして灯台下の20mダチに戻りました。今度はここも潮が効くようになったせいかアタリが出て、型が少し落ちたもののタイムアップまで楽しむ事ができました。
今日は流し替えが頻繁だったので数は伸びませんでしたがオカズには十分、前半型が良かった分クーラーはずっしりでした。
後で船長に聞くとミヨシ寄りは散々で、胴の間はオマツリ騒ぎ、良い思いができたのはトモだけだったと、またしても神様に感謝となりました。
【今回のお料理】
イサキ:マリネ、刺身、塩焼き、粗の煮付け、潮汁、ストック、ご近所へお裾分け
イサキのマリネの作り方

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