2013/5/31
5月の白い槍ヶ岳を目指し、上高地より入山。

メンバーはYUくん、山岳ガールのタカちゃん。タカちゃんは槍ヶ岳は初登山。いきなり残雪期なんてうらやましいな〜(笑)

夏山のような気温の今日(※0℃前後くらい)。
それでも北アルプスはまだ雪山だ。
槍沢ロッジをすぎると、アラスカの氷河のような世界が広がる。

雪崩跡(デブり)や、バックリあいたクレバスが所々に。

雪に覆われたババ平をすぎ

坦々とキックステップで上がってゆく

そして槍沢ルート上で唯一雪の無かったグリーンバンドでアイゼンを装着した。

雪面はスプーンカットの入った腐りかけのザラメ。春山の雪だね。ここからは斜度も立ってくる。滑落に注意だ。転んだらどこまでも(笑)
あと少しで槍ヶ岳山荘だ。でも2時間以上はかかる。槍の穂先は雪が溶けて白くない(笑)まっ黒だし。

日差しも強いね。

大喰岳(おおばみだけ)方面からジリジリと太陽が照らす。
上高地から既に8時間歩いた。
あと約1時間。ラストの雪壁。ここを上がれば槍ヶ岳山荘だぞ!

東京からほぼ無睡だったため疲れはなくはないが、それでも順調かつ平和なムードな中、最後の雪壁を詰める。
そして小屋の直前で
トラブル発生!やはり今回もキタ。

YUくんとタカちゃんが柔雪に太ももまで埋もれてしまった。
写真では遊んでいるように見えるが、実際は見た目よりシリアスな状況。
脱出に手こずり20分。さらにYUくんがアイゼンで太ももを突き刺し怪我をしてしまう。
YUくんの太ももからは血が。そして血をみたからか、ちょっと貧血気味で顔色が悪い。
当日の山頂アタックは見送り、明日に山頂を目指すことに。
槍ヶ岳山荘にチェックイン。

収容可能人数650人の巨大山小屋・槍ヶ岳山荘に宿泊客はわれわれ3名のみ。
そして飯。
食後にさらにトラブル。
なんとYUくんが貧血をおこし本気の失神。ストーブに激突。自分も倒れるYUくんを押さえようとしてストーブの金具で手をバックリ。
無睡〜4時間の運転〜10時間の行動で一気に3000メートル。そりゃ疲れがたまる。
一時はどうなるかと思ったがその後YUくんは復活し、事なきを得る。
顔が網焼きの火傷だけどね(笑)
そんなこんなで小屋での飲み会は中止し、すぐに寝た。
そして朝。
太陽があがり、アタック開始だ。

YUくんはすっかり復活。最初は体調を考慮し、小屋に置いて行こうかと思ったが、元気になり一緒に出られて本当によかった。
ルートは夏山と変わらず拍子抜けだが、油断は出来ない。

次のターゲットのひとつ・小槍(アルペン躍りの山)も見えている。

朝の穂先ではまだ冬毛の残った斑模様のライチョウがお出迎えだ

夏なら混雑する槍ヶ岳山頂直下のハシゴも、今日は3人のみの貸切り。普段は出来ない下り専用ハシゴから登り、2人をパチリ。


そして3180メートルの山頂へ。

やっぱり来て良かったね!
穂高方面を望む

こちらは昨年踏破した北鎌尾根。

やっぱり北アルプスは最高だね。白い槍は見れず黒かったけどまたくればいいのさ。
登頂後はシリセードで一気に下り
無事槍沢ロッジへ。ラーメンなんか作ったりしました。たまにはいいよね。

今回もいろいろありつつ感動をくれた山。
北アルプスよありがとう!

仲間よ、ありがとう!

THANKS:YUくん(JR山岳会)、タカちゃん
FIN


メンバーはYUくん、山岳ガールのタカちゃん。タカちゃんは槍ヶ岳は初登山。いきなり残雪期なんてうらやましいな〜(笑)

夏山のような気温の今日(※0℃前後くらい)。
それでも北アルプスはまだ雪山だ。
槍沢ロッジをすぎると、アラスカの氷河のような世界が広がる。

雪崩跡(デブり)や、バックリあいたクレバスが所々に。

雪に覆われたババ平をすぎ

坦々とキックステップで上がってゆく

そして槍沢ルート上で唯一雪の無かったグリーンバンドでアイゼンを装着した。

雪面はスプーンカットの入った腐りかけのザラメ。春山の雪だね。ここからは斜度も立ってくる。滑落に注意だ。転んだらどこまでも(笑)
あと少しで槍ヶ岳山荘だ。でも2時間以上はかかる。槍の穂先は雪が溶けて白くない(笑)まっ黒だし。

日差しも強いね。

大喰岳(おおばみだけ)方面からジリジリと太陽が照らす。
上高地から既に8時間歩いた。
あと約1時間。ラストの雪壁。ここを上がれば槍ヶ岳山荘だぞ!

東京からほぼ無睡だったため疲れはなくはないが、それでも順調かつ平和なムードな中、最後の雪壁を詰める。
そして小屋の直前で
トラブル発生!やはり今回もキタ。

YUくんとタカちゃんが柔雪に太ももまで埋もれてしまった。
写真では遊んでいるように見えるが、実際は見た目よりシリアスな状況。
脱出に手こずり20分。さらにYUくんがアイゼンで太ももを突き刺し怪我をしてしまう。
YUくんの太ももからは血が。そして血をみたからか、ちょっと貧血気味で顔色が悪い。
当日の山頂アタックは見送り、明日に山頂を目指すことに。
槍ヶ岳山荘にチェックイン。

収容可能人数650人の巨大山小屋・槍ヶ岳山荘に宿泊客はわれわれ3名のみ。
そして飯。
食後にさらにトラブル。
なんとYUくんが貧血をおこし本気の失神。ストーブに激突。自分も倒れるYUくんを押さえようとしてストーブの金具で手をバックリ。
無睡〜4時間の運転〜10時間の行動で一気に3000メートル。そりゃ疲れがたまる。
一時はどうなるかと思ったがその後YUくんは復活し、事なきを得る。
顔が網焼きの火傷だけどね(笑)
そんなこんなで小屋での飲み会は中止し、すぐに寝た。
そして朝。
太陽があがり、アタック開始だ。

YUくんはすっかり復活。最初は体調を考慮し、小屋に置いて行こうかと思ったが、元気になり一緒に出られて本当によかった。
ルートは夏山と変わらず拍子抜けだが、油断は出来ない。

次のターゲットのひとつ・小槍(アルペン躍りの山)も見えている。

朝の穂先ではまだ冬毛の残った斑模様のライチョウがお出迎えだ

夏なら混雑する槍ヶ岳山頂直下のハシゴも、今日は3人のみの貸切り。普段は出来ない下り専用ハシゴから登り、2人をパチリ。


そして3180メートルの山頂へ。

やっぱり来て良かったね!
穂高方面を望む

こちらは昨年踏破した北鎌尾根。

やっぱり北アルプスは最高だね。白い槍は見れず黒かったけどまたくればいいのさ。
登頂後はシリセードで一気に下り
無事槍沢ロッジへ。ラーメンなんか作ったりしました。たまにはいいよね。

今回もいろいろありつつ感動をくれた山。
北アルプスよありがとう!

仲間よ、ありがとう!

THANKS:YUくん(JR山岳会)、タカちゃん
FIN

投稿者:江原