キリ番 Next:30000
吸血鬼パロU  

少しだけ同人要素が含まれるかもしれませんが、彼らにそういった気持はないので純粋に見てください。あと骸の扱いがひどすぎます。読んだ後でやっぱり無理だったとしても、自己責任でお願いします。






第二話【友人】

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

朝。それは人間界にかかわらず妖界にも訪れる。
ぱちっと同時に目覚めた双子は、いつものように支度を始める。今日は月曜日、行先は学校。

「「行ってきます」」

誰もいない長い廊下に挨拶をして、二人はエレベーターに乗り地上へ。外に出たら日傘をさして、爽やかな空気と木々のトンネルの中を歩いている。

ひくっ

ふいにヨシの鼻が動いた。

「………来る」

呟いた3秒後、二人の前にいきなり竜巻が現れた。しかし二人は逃げることなく平然とした様子で、傘が飛んでいかないようきゅっと握っている。威力が弱まり、中から影が出てきた。

「おはよう獄寺くん」
「おはよーございます!」

銀の髪に碧の目。ピクシー一族の中でも位の高い家に生まれた彼は、妖界の頂点に立つヴァンパイア一族を神と崇めている。当たり前のようにツナの右に並び、一緒に歩く。

「いつも迎えに来てもらってごめんね」
「いえ!いーんスよ!オレが自己満足でやってることっスから!」
「確かに頼んだ覚えはないな」
「こらヨシ!」

余計なこと言わないのとツナに怒られ、ぷくーっと頬を膨らました。

「今日の授業何かな〜?」
「今日は確か…」
「変身の授業があったのな!」
「「「!」」」

新し声が聞こえた。三人が後ろを振り返ると、よっ!と軽く挨拶をされた。

「山本!」
「おはよツナ、ヨシ、獄寺!今日もいい天気なのな〜」
「またてめえか野球バカ!10代目達は俺と登校してんだすっこんでろ!!」

しかしそれをきれいにスルーして、山本はヨシの左に並ぶ。

「無視してんじゃねえよ果たすぞ!」
「獄寺くん落ち着いてっ!」

ツナが焦って獄寺をなだめる。

「しかし変身の授業かぁ…オレ苦手ー…」
「ツナは何でも苦手だろう」
「そうですけどぉー…良いよねヨシは。未来の一族の長って言われるほどの力があって」

ツナは羨ましげにため息をついた。ツナの言葉にヨシは首をかしげる。

「別に…今までに骸をブチのめすかリボーンと喧嘩するくらいにしか役に立ってないぞ?」
「わあなんて無駄な力の使い方」

そんなんなら半分自分にくれてもいいじゃないか。

「じゃあツナは何が得意なんだ?」
「え!?特技…特技…は………ないです…」

考えて考えて、結局ツナはそこに辿り着いた。

「オレ…ホントに何もできないんだね…」
「そんなことないぞ!ツナはかわいい!」
「それ特技じゃねえしかわいいなんて言われても嬉しくねーよヨシの馬鹿野郎!!!」
「かわいいは正義だ」
「お前もう帰れよ!」

話の通じないヨシにツナは激怒した。ヨシはきっと生まれてくるべき星を間違えたんだと思う。

「クフフフ…綱吉くんの特技ならたくさんあるじゃないですか」
「そうですよ10代目!意外とご自分では気付かないような……って…あ゛?」

突然聞こえた新たな声に四人はまさかと身構えた。この特徴的な笑い方、背中を走る悪寒…

「む……骸…?」

ツナの声を合図に、いつの間にか四人を覆っていた霧が晴れていった。目の前には見覚えのあるシルエット。

「おはようございますみなさげふぅ!」

挨拶をしている途中で骸は横に吹っ飛んだ。その犯人はまた新たな人物。

「化石パイナッポーは化石らしく地面に埋まってなよ」
「雲雀さん!」

愛用しているトンファーをしまい、ツナに近づき髪を撫でた。

「おはよう綱吉。アレに何もされなかった?」
「ええ…挨拶もままならないうちに雲雀さんが吹っ飛ばしましたから」
「そう。それはよかった」

よくねーよ。
展開について行けない残りの三人はぽかぁんと前に広がる光景を見つめる。

「吉綱もおはよう」
「おはよ…てか恭弥、お前いつまでツナに触ってんだよ」
「悪いかい?この子は僕にとって小動物みたいなものだ」
「この中で誰より動物なお前が言うな!!」

猫又に動物扱いされる吸血鬼はツナくらいだろう。放せ!とツナから雲雀の手をはたき落とし、ぶぅーっとねめつける。

「お前がそうやって甘やかすからツナも懐くんだよ」
「別にいいじゃない」
「良くねえよ!昨日お前のことお兄ちゃんって呼んだんだぞ!俺の立場ねえじゃん!」
「だって雲雀さん優しいしお兄ちゃんみたい」
「ツナは黙ってろ」

ヨシに口をふさがれ、ツナはむーっと手を振り回した。

「大体お前群れるの嫌いだろうが」
「二人は群れじゃないでしょ」
「寝言で恭弥さんとか言われやがって…!」
「キミも恭弥って呼んでるじゃない」
「お前なんか骸と一生戯れてろ!!」
「僕がいつアレと戯れた?!」

心外だね…と雲雀はトンファーを構える。

「あわわわ…二人とも喧嘩はダメだよ!」
「てーか俺達の存在忘れられてるのな」
「言うな野球バカ…!」

三人の世界全開だったところに山本が水を差す。それでも誰も見向きもしてくれない。

「…先に行ってっか?」
「…そうだな」

山本と獄寺は一応ツナ達に先に学校へ行くことを伝え、足を進めた。やはりツナ達は気付かない。

「クフフフ……クハハハハハハ!雲雀恭弥…よくもこの僕を吹っ飛ばしましたね!それと僕は化石じゃないです!相手を石にできるんです!」
「ひあ―――――!骸生きてた―――――!しかも何か根に持ってるっぽい!!」
「ツナ、俺から離れるなよ」
「綱吉、危ないから下がってて」
「どっちの言うこと聞けばいいのさ!」

片方は離れるなと腕をつかみ、片方は危ないから下がれと言い放つ。そしてもう一人は…

「綱吉くーん!僕と契約してくdブフォッ!!!」

ヨシと雲雀の鉄拳で彼方へと飛んで行った。

「決着をつけようか?」
「いいぜ。俺と恭弥、どっちがツナの兄に相応しいかを!」
「いやお前実の兄だろ!!」

駄目だ。自分が絡むと本当に駄目になるヨシにツナは聞け!と蹴りを入れる。

「そんなことどうでもいいから学校行くよ!遅刻したらヨシと口きいてあげないから!」
「あ、待ってツナ。今行くからそれだけは嫌だ」
「ふんっ」

ツナは怒りながらすたすたと道を進む。その後ろをヨシが追いかける。


個性的な友達四人。

これでも仲良くやってます。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
二話終わりました。ヒバツナ、ツナツナ要素すみませんでした。
5
タグ: 2次創作



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ