「U−13リーグ 第5節 vs名古屋グランパスエイト」
S−PULSE Jr.Youth

ボルケーノもいよいよ第5節。
苦手アウェーに乗り込んでの名古屋戦。
優勝するためにはもう絶対に負けられない。

キャプテン加瀬澤の号令でアップをする選手たち。
この日の試合には、エリートプラグラムに招集されている石毛と水谷が不出場。
残されたメンバーで戦う。
しかし、普段に試合に出られない、飢えた選手には絶好のアピールチャンス。
もともと、U−13リーグ設立の意義として、真剣勝負の場をこの世代の選手たちに経験させることにある。
ここで戦わなければいつ戦うんだ。
最高の舞台。
----小柳津--小林------
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佐藤--------------渡邉
----加瀬澤--白井------
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岩間--江井--勝又--三田
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---------八谷---------

U−13独特の気合を入れた、元気な円陣を解き、ピッチに散らばり試合開始。
しかし、開始早々1分。
中央でパスを繋がれ、なぜか24番がフリーでボールを受け抜け出す。
八谷との一対一を冷静にゴール左上に決め、名古屋が先制。
さらに13分。
クリアミスを拾われ、ラインが下がったところバイタルエリアがぽっかり。
9番のミドルシュートがゴール左ポストに当たり決まる。
前半で0−2とリードを許す。
前半17分 OUT 岩間 ⇒ IN 稲葉 (LSH) ※佐藤LSBへ
前節磐田戦で途中出場ながらハッスルプレーを魅せた稲葉を投入。
しかし、攻撃はチグハグで、決定機をなかなか作れない。

後半00分 OUT 渡邉 ⇒ IN 島村 (RSH)
後半00分 OUT 三田 ⇒ IN 福島 (RSB)
後半00分 OUT 小柳津 ⇒ IN 杉山 (LSB) ※佐藤LSH、加瀬澤FWへ
後半07分 OUT 小林 ⇒ IN 白鳥 (FW)
----加瀬澤--白鳥------
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稲葉--------------島村
------佐藤--白井------
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杉山--江井--勝又--福島
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---------八谷---------
後半から名古屋のサポーターG−2000もやってきた。
後半は熱い試合だった。
両サイドバックの積極的な攻撃、白井と飛天の幅のある攻撃、島村、稲葉のサイド突破、加瀬澤、白鳥のチェイシングやシュート。
中でも稲葉はすごかった。
何度も何度も縦に勝負し、時にはクロス、時にはシュート。
何度も何度も惜しい場面を演出し、名古屋の脅威となっていた。
後半は圧倒的に攻めていたものの、肝心のゴールだけが奪えなかった。
そして攻め続けた結果からの攻め疲れ。
29分9番にドリブル突破から豪快なシュートを打たれると、八谷の右手を弾くシュートを決められ万事休す。
そのままタイムアップの笛を迎える。
スコアは完敗だった。
けれど、いい試合だったと思う。
名古屋の9番はいい選手だった。どんな場面でも前を向ける、例えるならばワシントンみたいなポストもこなせるストライカー。

試合終了の笛と共に、ピッチを叩いた加瀬澤、芝を蹴り飛ばした稲葉。
俺らの目の前で怒りを露にした2人。
その気持ちが大切だ。
加瀬澤はずっと頭を抱え、あれだけ攻めたのに1点が奪えなかったのが相当悔しかったんだろう。
これからもずっと戦うライバルとして、もう名古屋には負けないように頑張ろう。