
高円宮杯一次ラウンドもいよいよ3戦目。
ここまでお互い2勝。共に決勝トーナメント進出を決めた両チーム。
1位2位決定戦となったこの試合。
誠・成田を怪我で欠き大一番に臨む。
------聖也--侑真------
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崇兆---------------翼-
------甲気--田代------
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片井--伸尚--犬飼--諄也
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---------井出---------
クラセン後、県、東海と激戦を重ねてきたチーム。
しかし、本当のガチンコでの全国レベルとの対戦は実に久しぶり。
どれだけのことができて、どれだけのことができないのかを計る上で、非常に意味のある対戦となる。
昨日の三田学園との対戦でもチグハグだったゲーム運びは今日も改善されないまま。
さらには、開始6分。
中央ポッカリ開いたところを通され相手10番がフリーで抜け出すと、落ち着いてシュート。
一度は井出がスーパーセーブで止めるものの、弾いたボールは10番の足元に戻り今度は無人のゴールに突き刺される。
まだ時間はたっぷり。ここから立て直してもう一度やり直そう、という期待は残念ながら実らない。
前半は防戦一方の試合。
浦和の最前線からのチェックが非常に厳しく、ビルドアップが全くできない。
コースを厳しく切ってくるから、無理に縦に放っても浦和の網にかかり、中盤でもボールが拾えない。
ラインもかなり上げて非常にコンパクトに試合を進め、奪っては速攻を繰りかえす。
まるで、ファストブレイクを謳い堅守速攻を確実にこなすエスパルスのTOPチームのようなサッカーをされ、いいところを全くといっていいほど作れずにいると、さらに最悪の事態に。
前半35分。
中盤で空中戦を競った田代が着地の瞬間倒れこみ立ち上がれない。
ボールを蹴りだし一度プレーを中断するものの、一向にピッチに戻れそうな感じの無い田代は38分原と代わりピッチを去る。
どうやら膝をやってしまったようで、大会中の復帰は厳しいかもしれない。
原をLSHに入れ、終了間際縦に勝負させ、あと一歩という場面までは作れたもののゴールまでは結ぶ着けることはできず。
0−1と一点ビハインドで折り返す。
キャプテン田代を失い、自分たちのサッカーが全くできないチームに加藤監督から厳しいゲキが飛ぶ。
なんとしても後半、巻き返すしかない。
この苦しい展開をチーム全員で打開するため、気合を入れなおし、円陣を組むBOYS。
後半は徐々に攻め込むようになる。
後半09分 OUT 崇兆 ⇒ IN 誠 (OCH)
そして満を持して、怪我を押して誠が出場。
絶対に負けられないという意図をチームに伝える。
誠を中盤の頭に、甲気を中盤の底にしたダイヤモンドにする。
中盤での治めどころを作ったエスパルスはサイドチェンジをやっとできるゲーム展開。
さらに侑真に代えて影山を15分に投入。
攻めに出るエスパルス。
しかし、21分。
一瞬の隙を中央で作ると透かさず浮き球をうまくコントロールしたミドルドライブシュートを11番に決められる。
これで0−2とされる。
29分。
サイドを必死に突破し、好機は演出してはいたが、ミスの目立った原に代えて史也を投入しカゲをLSHに配置。
試合も後半に差し掛かり、若干スペースのできた相手陣内でボールをつなぎ、サイドから攻め込むものの決定機を作るに至らず。
誠のミドルシュートもジャストミートせず、得点に繋がらない。
逆に38分。
右サイドを突破され入れられた左クロス。
若干長すぎたクロスのファーサイドでうまく体をスライドさせた相手10番が流れながら右足を振りぬき、逆サイドネットに突き刺すボレーを決め万事休す。
自分たちのサッカーをすることを許されず、何もできず試合終了のホイッスル。
正直完敗だった。
試合後、挨拶にくる選手たちをREVIVEで迎えた。
試合は完敗だったが、これでROUND16進出。下を向いている時間はない。
残された一週間で再び気持ちを高め次の戦いに備えなければならない。
頑張ろう。俺たちがついている。
次戦は下記通り。
◇高円宮杯第19回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会◇
ROUND16
2007年12月23日(日・祝)@瑞穂陸
日章学園中学校 - 清水エスパルスジュニアユース 13:10キックオフ
相手は今年の中体連チャンピオン。
決して楽な相手ではない。
しかし、その次の準々決勝で待つであろうガンバと昨年の準々決勝@名古屋港のリベンジ、そして準決勝で今年のクラセン準決勝での京都とのリベンジを果たす前に敗れるわけにはいかない。
絶対に負けられないROUND16!
場所は徳島よりもずっと近い瑞穂!
前日の長居での天皇杯と合わせてみんなでサポートしましょう!
SUPER ORANGE BOYSは俺たちの宝。彼らの力となるため一人でも多くの仲間が集まってくれることを願います。