第一回ジャパンユースサッカースーパーリーグ
第一節
清水エスパルスユース vs 京都サンガF.C.ユース at 時の栖Eグラウンド
今年から中日本ユースから大会概要が変更し、参加チームも増加したジャパンユースサッカースーパーリーグ。
プリンスリーグに向けてチームを作る大切に時期の中で公式戦だ。
記念すべき第一回大会の開幕戦は京都との戦い。Jクラブとの今年初の真剣勝負が行われた。
<<先発>>
------カゲ---畑-------
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祐也---------------誠-
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------達也--崇兆------
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稲毛--ノブ--山田--諄也
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---------長島---------
試合開始から京都の速い寄せに苦しみボールを失う場面が多い。
セットプレーからピンチの場面も多々。
前半10分。
ペナルティエリアすぐ外でボールをスライドさせて繋がれてしまい、抜け出した29番に決められてしまい早々に1点を失う。
祐也はこの試合も先発。
まだLSHの動きはぎこちなく、稲毛との連係はぎくしゃく。
先日のTMのCFの動きは良かっただけに、まだ試行錯誤の段階だろう。
恐らく今年のキャプテンは稲毛。
ここ何試合か稲毛から厳しい指示の声が出る場面が多いが、まだまだビルドアップの段階から修正していかなければならない場面が多い。
ゴール前の混戦。
この場面では良く体を張って守っていた。
先発は潤。
相変わらずの安定感。
失点の場面はノーチャンス。
前半36分。
誠がぺナ内まで戻りディフェンス。
完全に掴んで倒してしまった。
相手の倒れ方もうまかったが、しょうがない。
25番が潤の飛んだ逆の右にきっちり決めて0−2となる。
前半を0−2として折り返す。
ハーフタイムには大榎監督からいつになく厳しい指示。
◆選手交代
後半00分 OUT 長島 ⇒ IN 久保田 (GK)
後半00分 OUT ノブ ⇒ IN 犬飼 (CB)
諄也は良くオーバーラップを仕掛けていた。
前線から良く声がかかる諄也。
チームメイトからの信頼は絶大。
◆選手交代
後半09分 OUT カゲ ⇒ IN 進藤 (CH) ※誠CF、崇兆LSH、裕也RSHへ
一人気を吐いた誠。
今日の試合はイライラが相当溜まっていた風に感じた。
ポジションのこだわらないプレーというよりか、ボールが入ってこないことに痺れを切らしてどんどん落ちてボールに触る場面が多かった。
ただ、やはりキープ力は絶大なので、今のサッカーだと誠に頼らざるを得ない感じ。
35mからの達也のFKはミート仕切れず。
こぼれ球も拾えず波状攻撃を仕掛けることができない。
優東も途中出場ながらもCHで落ち着いたプレーを見せる。
昇格組は受験シーズンなだけになかなかサッカーに集中できる環境ではないのがこの時期特有の難しさ。
◆選手交代
後半21分 OUT 裕也 ⇒ IN ミゾ (CB) ※諄也RSH、山田RSBへ
<<後半21分以降>>
-------誠----畑-------
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崇兆--------------諄也
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------進藤--達也------
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稲毛--ミゾ--犬飼--山田
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--------久保田--------
山田はRSBになってから積極的に攻撃に絡めるようになった。
今日もいつものように良く声を出しDF陣を牽引。
まだチームに溶け込めていない新メンバーにとってはコーチングをしっかりしてくれるので頼もしい存在だろう。
最後まで攻撃を仕掛けようとするものの、最後まで固い京都のDFを崩すことができず。
0−2で完封負けとなってしまった。
マリノス戦ほどではないがかなりやられた感じ。
チームとしての連動性が乏しく、攻撃に厚みを持たせることができなかった。
誠が試合中DFに要求していたことの一つに、
「パススピードを上げろ」ということがあった。
前半途中、大榎監督から山田に対しても同様の指示があった。
京都とのこの試合の組み立ての大きな違いはここにあったと思う。
ビルドアップの段階で、エスパルスはどうしても受け手に優しい、言葉を変えれば弱いパスでボールを回していた。
パススピードが遅いため、ハードワークする京都の素早い寄せに対応が遅れ、パスが乱れビルドアップになり得ない場面が多く前線にボールが収まらないどころか当てられないという場面が多かった。
ボールを回している場面は多かったが、実はこれは回させられている、京都からすればボールの取り所を絞り、攻めに転じる際に素早いファストブレイクがし易い状況を自ら作ってしまった。
ただ、新1年生たちは短い時間ながら良いプレーを随所に見せていた。
犬飼とミゾのCBコンビはJYからの安定した連携を今日も保てていたし、一度インターセプトから犬飼がそのまま持ち上がったプレーはかなり良い動きだった。
カゲもCFとして難しい試合だったが、諦めず泥臭い寄せを交代になるまで繰り返していた。
徐々にメンバーが揃いだし、これから試合を重ね、ヤングサッカーフェスティバルまでには形を作って欲しい。
<<試合結果>> ※40分ハーフ
清水エスパルスユース 0‐2 京都サンガF.C.ユース
(前半:0-2,後半:0-0)