JユースGグループリーグの第2節。
初戦を広島と戦い1−4と敗れ、グループリーグ突破のためにはこのホームゲームだけは何がなんでも落とせない。
第1節から高円宮杯のため約一カ月の中断の間、優勝候補の広島と激戦の末グループリーグ敗退となった大分。
対するエスパルスは毎週TMを組み、県内の強豪校や大学生との試合を行い、広島戦後こそ藤枝東に完敗したものの、東海大翔洋、清商、富士常葉大を倒し、静学には敗れたものの内容で引けを取ることはない充実した一カ月を過ごすことができた。
≪先発≫
-----亜人夢--畑-------
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成田---------------誠-
-------渉---崇兆------
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稲毛--田代--犬飼--諄也
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---------長島---------
サブ:久保田、教史、伸尚、矢守、直樹、石毛、影山
立ち上がり、サイドに長いボールを入れて押し込む形を作るも、これは一時的な攻撃に終わり、試合は徐々に大分の支配によって進められる。
前半10分。
ハイボールのクリアが半端になったルーズボールを拾った24番がそのまま持ち込んで潤との一対一を決めて大分が先制。
このゴールでゲームプランが完全に狂ったエスパルス。
焦りからかミスも多発し、全く自分たちのペースに戻すこともできず、大分の攻撃に耐える時間が続く。
ところが27分。
クロスをのクリアを拾われて右サイドからのクロスを入れられると、中央で8番がダイレクトで合わせて追加点。早くも0−2とされてしまう。
31分。
ロングボールが前線に入り畑がこのボールを追いかける。
飛び出すGKとの一瞬先を争うボールとなるが畑がスライディングでボールに追いついた瞬間にGKアーレンがキャッチ。
この接触プレーでアーレンが痛がり、主審山村将弘が笛。
直前にラフプレーで1枚イエローを受けていた畑に2枚目のイエローカードが提示されレッドカード。
畑は確実にボールに対しスライディングをしていたし、0−2の状況で追いつく可能性があるボールをあきらめない畑のプレーは間違っていなかった。
ストライカーならば当然のプレーだ。
アーレンの大げさな演技にまんまとハメられた主審の判定でエスパルスは大事なストライカーを1人失いのこり60分を戦うことになった。
前半はこのままスコアは動かず0−2のまま試合は後半へ。
≪後半開始時≫
-----亜人夢--誠-------
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成田--------------諄也
-------渉---崇兆------
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--稲毛---田代---犬飼--
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---------長島---------
3バックに変更し、3−4−2で後半に。
後半立ち上がりすぐにシュートを放つも、そのあとは再び大分に攻め込まれる。
なんとか失点することはなく、徐々に徐々にエスパルスが攻撃に転じる。
サイドからの攻撃に望みをかけるが大分の堅いゴール前をこじ開けることができない。
後半25分 OUT 諄也 ⇒ IN 石毛 (RSH)
25分、石毛をユースデビューさせて点を取りに行く。
その石毛、不安視されるフィジカルコンタクトを避けるように球離れが良く、15歳の選手という感じはなく、十分に戦力として計算できる選手として堂々としたプレー。
終盤サイドネットの外側に突き刺さる惜しいシュートもみせた。
後半30分 OUT 渉 ⇒ IN 影山 (CF) ※誠CHへ
後半36分 OUT 成田 ⇒ IN 教史 (CB) ※田代CH、誠LSHへ
田代をCHに上げてとにかくゴールを奪いにいく。
ところが41分。
ペナ左から大分18番が意表を突いたコントロールシュート。
巻いたボールは大きく、枠を外れたかと思われたが、これがバーにあたりゴールイン。
致命的な3点目を与えてしまう。
後半42分 OUT 稲毛 ⇒ IN 伸尚 (LB)
後半42分 OUT 誠 ⇒ IN 直樹 (LSH)
≪後半42分以降≫
-----亜人夢-影山------
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直樹--------------石毛
------崇兆--田代------
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---伸尚--犬飼--教史---
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---------長島---------
最後は多くの選手が足を攣りながらプレーをする状況になってしまい、最後まで1点も奪うことなく完封負けとなってしまった。
終盤押し込み、なんとか1点を返そうというプレーを見ることができたが、畑が退場になるまで何もできないというプレー。エンジンがかかるのが遅すぎ、且つその間に失点を重ねてしまっては何にもならない。
公式戦はクラセン東海でジュビロに勝って以来一勝もしていない。
このままでいいのか。
このまま何も掴むことなくこの1年を終えるのか。
結果がどうあれ、気持ちを表に出して戦わなければ勝てる相手などないはずだ。
再来週、アウェーで大分との対戦。ここで何もできないようじゃ男じゃないぞ。