チューインガムと私

子供のころ、「ソーダラップ」という、粉末の炭酸飲料がありました。この粉末をコップに入れ、冷たい水をかけるとシュワシュワーッと泡が出て、炭酸ジュースになるのです。味は、いろいろあったと思いますが、私はグリーン色のメロン味が大好きでした。でも、最近はなくなってしまいました。

中学生のころからは、ボトルに入ったファンタとか、コカ・コーラを飲んでいました。まあ、一気に飲むのなら良いのですが、1.8Lのボトルは、なかなか飲み切れません。最近は、炭酸キーパーのような、ボトルの中の空気を抜く栓を使って、3日くらいで飲んでいます。しかし、時間が経つにつれ、炭酸がどうしても抜けてしまいます。

それで、あの「ソーダラップ」があったらなあ、と痛感しています。

どうも、粉末ジュースの中に入っていた、天然チクロが禁止になったせいだとわかりましたが、それを除いた、粉末ジュースができないものかなあ？と思っています。

山口百恵の歌は年の割にませていて、あまり好きではなかったのですが、「冬の色」だけは、彼女の生い立ちにピッタリの歌だと思いました。冬に聴くと、心に沁みてくる歌でした。女性の純粋さが良く出ている歌詞で、感動しました。

ただ、若い今どきの女性には、こういう純粋さは無いと思われます。

山口百恵　冬の色↓

https://www.youtube.com/watch?v=jANIfRdLNI8

私が小中学生の頃が、一番日本にとって幸せな時期だったかもしれません。中学生になると思春期になり、恋の歌が心に響くような年代になりました。
中学のクラスの女の子で、美人ではないけれど、いつも私に笑顔で接してくれた子がいました。何かにつけて私を誉めてくれましたね。ボーイッシュな感じでした。

橋幸夫　「雨の中のふたり」

https://www.youtube.com/watch?v=yIBb-_BPe70

この歌を聴くと、その同級生の彼女を思い出します。彼女が言うには、「KENさんは、お父さんになったら、とても良いおとうさんになる」とのこと。夏目漱石の「草枕」を中二の春、小雨の降る夜に読んでいて、頭に浮かんだのも彼女でした。

阪神大震災で悲惨に思ったのは、同時多発的に発生した大火災でした。消火栓から、全く水が出ないなか、何とかヘリコプターから、水を落として消化できないものか、と歯ぎしりしていました。

その後、ヘリコプターによる、都市火災の消火テストが行われているようですが、あまり目立った効果はないようです。

ヘリコプターの高度が高く、速度が速い場合、水は霧状になって飛散します。1〜２分間隔で、次々にヘリコプターが水を撒いても、霧状の水では、いったん消えてもまた再燃します。

ヘリコプターの高度が低く、空中停止している場合は、水が、かたまりになって落ち効果があります。しかし、火災の影響で気温が急上昇し、飛行を危なくします。

阪神大震災の年、平成７年、正月から気温が高く、私は妙な雰囲気を感じていました。妙な雰囲気というのは、神秘的かつ荘厳な感じです。心が浄化されていくような感じでした。

近所の人たちも、この暖かさは異常で、何か大事がありそうだと、不安気なことを言っていました。

１月17日早朝、阪神大震災が起きましたが、こちらでは全く揺れがありませんでした。朝、起きてからテレビ映像で地震を知りました。9時に得意先に営業に出かけたら、役員の人たちがテレビを見ているので、一緒に見せてもらったのです。

恐ろしい映像が目に入りました。長田区を中心に同時多発的な大火災が発生。すぐにでも、ボランティアに行きたい衝動にかられましたが、仕事で、がんじがらめになっていた私は、どうしようもありませんでした。