2008/11/11
福岡市は、道州制で州都になるでしょう 村のあちこち村おこし
一昨日は、福岡市西部の西新にある、西南学院大学に行ってきました。
ミッション系大学として、『西南学院大学』の名前はよく知ってはいましたが、煉瓦色の校舎も内部も想像以上に美しく、夢の中やアンデルセン童話の絵本の中でしか見たことがない(お伽の国)に来たような気がしました。
ハウステンボスに見るオランダあるいはデンマークのイメージでしょうか…
福岡県自治体問題研究会主催のフォーラムがあったのです。キリスト教系では本来日曜日は安息日であるにも関わらず会場に貸して下さったご好意に、はるばる熊本県の阿蘇郡からバスを乗り継いで駆け付けた私からもこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。
元冦防塁の跡が校舎の中庭に保存してあり、初めて見ることができましたが、この高さならモンゴル馬をいくら乗り回して突撃しようがどんな優秀な兵隊だろうが、突破できなかったのも無理はない気がしました。
さて、はるばる足を運んだ理由は、今日本の歴史の中で、格差社会が進行し弱者が切り捨てられるようになったのはいつから、また、なぜなのかをはっきりと掴みたかったからです。
山家(やんべ)悠紀夫さんの記念講演は、景気がよくなっても労働者の賃金がよくならなくなったのはこの20年ぐらいのことで、それがなぜなのかおぼろに見えてきました。
もう彼これ20年も前に橋本龍太郎総理大臣だった頃に言われ始めた、【構造改革】と【規制緩和】という、二つの呪文が社会全体の構造を、悪い方へ悪い方へと転落させていった元凶だとはっきりしてきました。
景気が悪いのは購買力が落ちているからであって、景気を刺激するには、賃金をあげたり福祉の充実をしたりするところを、いろいろな規制を緩和して、働く人ではなくて企業が儲かる仕組みを考えたのです。
いくら企業が儲けても年を追って労働者の賃金があがらなくなってきました。
それは投資の規制緩和によって企業買収がしやすくなったために、儲けを賃金に還元しようとすると、もっとやり方次第で儲けの旨味を配当できるということで、企業買収のターゲットになるリスクが出てくるために、賃金上昇に回さなくなってきたというのです。
これでますます購買力が上がらない体質になり、輸出の急増に向かってきたこの十年間であったと。
輸出先にアメリカが占める割合は相当高かったでしょうから、サブプライム・ローン問題から株式大暴落の影響をもろに受けているのが、日本の現在の状況だということでしょうか。
企業の儲けを賃金上昇に…弱肉強食の論理による格差社会では経済が回っていかず、格差社会の解消に向かわなくてはいけない時が来ています。
新自由主義のやりたい放題の資本主義は限界にきており、社会主義的な政策が求められてきました。
もちろん私もそのことは頭で知ってはいたのですが、示された数字やグラフの資料が、そのことを如実に示しており、より鮮明になりました。
国と地方の借金は1000兆円と巨大なのですが、資産はどうだとは誰も言ってはおらず、資産と負債の表にすれば、ほぼトントンに釣り合っておりなお少しだけ資産の方が多いぐらいな状況だとか。
数年前から市町村合併が全国のあちこちで行われてきました。
これも国と地方の借金が膨大になっているという中での地方自治のリストラ=『平成の大合併』というものです。
騙されてはならないということです。
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ミッション系大学として、『西南学院大学』の名前はよく知ってはいましたが、煉瓦色の校舎も内部も想像以上に美しく、夢の中やアンデルセン童話の絵本の中でしか見たことがない(お伽の国)に来たような気がしました。
ハウステンボスに見るオランダあるいはデンマークのイメージでしょうか…
福岡県自治体問題研究会主催のフォーラムがあったのです。キリスト教系では本来日曜日は安息日であるにも関わらず会場に貸して下さったご好意に、はるばる熊本県の阿蘇郡からバスを乗り継いで駆け付けた私からもこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。
元冦防塁の跡が校舎の中庭に保存してあり、初めて見ることができましたが、この高さならモンゴル馬をいくら乗り回して突撃しようがどんな優秀な兵隊だろうが、突破できなかったのも無理はない気がしました。
さて、はるばる足を運んだ理由は、今日本の歴史の中で、格差社会が進行し弱者が切り捨てられるようになったのはいつから、また、なぜなのかをはっきりと掴みたかったからです。
山家(やんべ)悠紀夫さんの記念講演は、景気がよくなっても労働者の賃金がよくならなくなったのはこの20年ぐらいのことで、それがなぜなのかおぼろに見えてきました。
もう彼これ20年も前に橋本龍太郎総理大臣だった頃に言われ始めた、【構造改革】と【規制緩和】という、二つの呪文が社会全体の構造を、悪い方へ悪い方へと転落させていった元凶だとはっきりしてきました。
景気が悪いのは購買力が落ちているからであって、景気を刺激するには、賃金をあげたり福祉の充実をしたりするところを、いろいろな規制を緩和して、働く人ではなくて企業が儲かる仕組みを考えたのです。
いくら企業が儲けても年を追って労働者の賃金があがらなくなってきました。
それは投資の規制緩和によって企業買収がしやすくなったために、儲けを賃金に還元しようとすると、もっとやり方次第で儲けの旨味を配当できるということで、企業買収のターゲットになるリスクが出てくるために、賃金上昇に回さなくなってきたというのです。
これでますます購買力が上がらない体質になり、輸出の急増に向かってきたこの十年間であったと。
輸出先にアメリカが占める割合は相当高かったでしょうから、サブプライム・ローン問題から株式大暴落の影響をもろに受けているのが、日本の現在の状況だということでしょうか。
企業の儲けを賃金上昇に…弱肉強食の論理による格差社会では経済が回っていかず、格差社会の解消に向かわなくてはいけない時が来ています。
新自由主義のやりたい放題の資本主義は限界にきており、社会主義的な政策が求められてきました。
もちろん私もそのことは頭で知ってはいたのですが、示された数字やグラフの資料が、そのことを如実に示しており、より鮮明になりました。
国と地方の借金は1000兆円と巨大なのですが、資産はどうだとは誰も言ってはおらず、資産と負債の表にすれば、ほぼトントンに釣り合っておりなお少しだけ資産の方が多いぐらいな状況だとか。
数年前から市町村合併が全国のあちこちで行われてきました。
これも国と地方の借金が膨大になっているという中での地方自治のリストラ=『平成の大合併』というものです。
騙されてはならないということです。
