2012/11/29
12月の定例議会予定はたぶん 村のあちこち村おこし
議会の会期は恐らく、11日から14日までの4日間であり、一般質問は13日のトップバッターということになりそうです。
今回は全部で6人が質問通告を出しました。
新人5人のうち4人が通告を提出し、ほかに林田議員と私・田島で合計の6人となっています。
こんなにたくさんの新人議員が、任期の冒頭から一般質問をするという積極性は、これまでになかったものです。大抵が一期目の4年間は勉強期間だからと言っておとなしくしておいて、二期目からボチボチ質問をしよう〜という調子だったのですから、今回は新人議員の大量進出を反映して様変わりとなりました。
9月以降、2回行われた臨時議会でも傍聴席が満杯になるほどたくさん来て頂きましたし、これからが楽しみです。
今回の12月議会というのは、議会改選後初めての定例議会です。一般質問ができる機会初到来なのです。ぜひ傍聴にたくさん来ていただいて、声に出さない声援を送って頂きたいと思います。
ちょうど衆議院選挙たけなわの時期に当たるのが、大変ではあります。
私が提出した一般質問の項目は、『デマンド式(予約制)の乗り合いタクシーを導入してはどうか…というものです。
全国町村議会議長会発行の議員研修誌・【地方議会人】の10月号が、ちょうど【『住民の足』を確保したい〜地域交通システムを考える】という特集になっています。
全国的に過疎化と少子高齢化が進行していく中、どこでも従来の営業バスの運行が困難に直面してきたことを反映した、まことに時宜にかなった誌面企画だと思います。
熟読・精読して質問原稿を作ろうと思います。
山形県河西町のデマンド型乗り合いタクシーの紹介は、『まちづくり課』の小林俊一氏です。
議会改革の件で去年、西原村議会から研修に行ったのは、同じ山形県の庄内町でした。
山形県に限らず、いろんな改革の先進地はどういう訳か東北や北海道に集中している感じがあります。
デマンド型の乗り合いバスを全国で初めて導入したのは、原発被害を受けた福島県の小高町でした。
庄内町は山形県を左向きの男の顔に見立てた時の目の部分でしたが、川西町というのはノドボトケに当たります。最上川の上流で、地図で見たらどうも、福島県会津地方からもそう遠くはない、有名な名君・上杉鷹山に縁ある旧米沢藩にあたるようです。
参考になったのは、費用負担の軽減策です。予約業務には長洲町のキンギョタクシーでやっていたような値段が高い専用システムは導入せずに、既存パソコンと住宅地図を活用するという経費軽減化を図っていることです。
長洲町と西原村とでは、人口規模が全然違います。やはり西原村は人口7100人の身の丈に合ったやり方を自分の頭で考えていかなくてはなりません。
タクシーの運転手なら村内隅々まで家の名前を聞いたらすぐに脳裏のスクリーンに描くことができるはずです。
まあ住宅地図があれば用は足せるのではないかと思います。
また、運行形態は基本的に小型タクシー3台であり、必要に応じてジャンボタクシーや増便で対応しているとのことです。
私は、乗り合いタクシーと言えばジャンボタクシーを購入しなければやれないものだと思い込んでいたのですが、7人も8人も一緒に乗り合わせる場合というのは、案外となさそうな感じですね。
4人も乗り合わせることがあれば、御の字でしょう。
役場と地域コミセンが受付窓口だというのですが、西原村でどうするかと考えてみたら、役場と社会福祉協議会あたりが浮かぶのですが、どうでしょうかね。
いずれにしてもタクシー会社を受付窓口にしていないところがミソなんじゃないでしょうか?
社会福祉協議会が受付窓口を担うとすれば、場合によれば車椅子の人も対応がしやすいのではないかと思うのです。
【地方議会人】誌には、この制度が導入されるについては、必要性はありながらも、優れた利害調整役がいなければなかなか実現には至らないとあります。
関東運輸局ではそのための地域公共交通マイスター制度を、去年の4月に発足させて、17名を任命したと紹介しています。
ノウハウの共有化ができて、また認知度も向上する利点があるというのです。
タクシー会社は、乗り合い方式で、乗ってもらうことは、儲け損なうと感じるでしょう。
しかし、比較的安い料金での利用が安定的に行われていけば、免許証が手放せないでいた高齢者ドライバーが、安心して乗り合いタクシー利用に切り替えてもらうなど、新たな利用客掘り起こしになりはしないでしょうか?
そんな大局的な利益方向性を、説得力をもって調整できる【地域公共交通マイスター】がいれば、自治体の枠を越えてアドバイスを受けることが可能になるでしょうね。
九州でもそのようなことを全九州の真ん中に位置していて、しかも過疎化の悩みがよく聞かれるこの熊本県が真っ先に音頭をとって、各県に呼び掛けてはどうかと思います。
九州運輸局はどこにあるんでしょうかね?
また、マイスターに任命された人に払う報酬は、どうなっているんでしょうかね。
ドイツでは、総合的に各種公共交通機関の連絡・連係を密に行って、いわばスマートな(賢い)システムを構築しているとのことです。
つまり、各種公共交通機関同士の連係が密に行われているらしいのです。
例えば、列車の乗り手が極端に少なくなった場合に、そこから先は
『臨時運休します』
との放送があり、バスがタイミングよく停車駅まで駆けつけて乗客を乗り移らせ、目的地までさして遅れることなく届けるなどの、まるで空中ブランコの妙技みたいなことをやっているらしい。
これは、体験談にありますが、もしこれが本当なら大した連係ぶりです。会社が違っても電話連絡をやっているのでしょうか?
重い列車を走らせるよりも、バスを動かした方がはるかにエネルギーの節約になるというのでしょう。
ドイツは、省エネ技術や生活スタイルを徹底的に追求している先進国ですから、何かと感心させられることが多い国です。ドイツ語は使用人口はそう多くなくてもいまだに非常に有用な言語なんですね。
先日もNHKの『クローズアップ現代』でドイツでの林業振興の(スマートな)賢いやり方を紹介していました。
建築業界が今要求している木材とはどんなものかを、把握して、伐り出しの現場での作業から対応を変えていくやり方をパソコンなどを駆使してやっていました。
まるで釜山の港がやっているスマートなシステム…【海のハブ】を見るような思いがしました。
海の貨物の集散を効率化することと、林業における木材の集散の効率化とは、単に扱う品物が違うというだけに過ぎないのです。
その応用が、公共交通機関同士の連係に応用するという、スマートなやり方がないはずはなさそうだと思うのです。
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今回は全部で6人が質問通告を出しました。
新人5人のうち4人が通告を提出し、ほかに林田議員と私・田島で合計の6人となっています。
こんなにたくさんの新人議員が、任期の冒頭から一般質問をするという積極性は、これまでになかったものです。大抵が一期目の4年間は勉強期間だからと言っておとなしくしておいて、二期目からボチボチ質問をしよう〜という調子だったのですから、今回は新人議員の大量進出を反映して様変わりとなりました。
9月以降、2回行われた臨時議会でも傍聴席が満杯になるほどたくさん来て頂きましたし、これからが楽しみです。
今回の12月議会というのは、議会改選後初めての定例議会です。一般質問ができる機会初到来なのです。ぜひ傍聴にたくさん来ていただいて、声に出さない声援を送って頂きたいと思います。
ちょうど衆議院選挙たけなわの時期に当たるのが、大変ではあります。
私が提出した一般質問の項目は、『デマンド式(予約制)の乗り合いタクシーを導入してはどうか…というものです。
全国町村議会議長会発行の議員研修誌・【地方議会人】の10月号が、ちょうど【『住民の足』を確保したい〜地域交通システムを考える】という特集になっています。
全国的に過疎化と少子高齢化が進行していく中、どこでも従来の営業バスの運行が困難に直面してきたことを反映した、まことに時宜にかなった誌面企画だと思います。
熟読・精読して質問原稿を作ろうと思います。
山形県河西町のデマンド型乗り合いタクシーの紹介は、『まちづくり課』の小林俊一氏です。
議会改革の件で去年、西原村議会から研修に行ったのは、同じ山形県の庄内町でした。
山形県に限らず、いろんな改革の先進地はどういう訳か東北や北海道に集中している感じがあります。
デマンド型の乗り合いバスを全国で初めて導入したのは、原発被害を受けた福島県の小高町でした。
庄内町は山形県を左向きの男の顔に見立てた時の目の部分でしたが、川西町というのはノドボトケに当たります。最上川の上流で、地図で見たらどうも、福島県会津地方からもそう遠くはない、有名な名君・上杉鷹山に縁ある旧米沢藩にあたるようです。
参考になったのは、費用負担の軽減策です。予約業務には長洲町のキンギョタクシーでやっていたような値段が高い専用システムは導入せずに、既存パソコンと住宅地図を活用するという経費軽減化を図っていることです。
長洲町と西原村とでは、人口規模が全然違います。やはり西原村は人口7100人の身の丈に合ったやり方を自分の頭で考えていかなくてはなりません。
タクシーの運転手なら村内隅々まで家の名前を聞いたらすぐに脳裏のスクリーンに描くことができるはずです。
まあ住宅地図があれば用は足せるのではないかと思います。
また、運行形態は基本的に小型タクシー3台であり、必要に応じてジャンボタクシーや増便で対応しているとのことです。
私は、乗り合いタクシーと言えばジャンボタクシーを購入しなければやれないものだと思い込んでいたのですが、7人も8人も一緒に乗り合わせる場合というのは、案外となさそうな感じですね。
4人も乗り合わせることがあれば、御の字でしょう。
役場と地域コミセンが受付窓口だというのですが、西原村でどうするかと考えてみたら、役場と社会福祉協議会あたりが浮かぶのですが、どうでしょうかね。
いずれにしてもタクシー会社を受付窓口にしていないところがミソなんじゃないでしょうか?
社会福祉協議会が受付窓口を担うとすれば、場合によれば車椅子の人も対応がしやすいのではないかと思うのです。
【地方議会人】誌には、この制度が導入されるについては、必要性はありながらも、優れた利害調整役がいなければなかなか実現には至らないとあります。
関東運輸局ではそのための地域公共交通マイスター制度を、去年の4月に発足させて、17名を任命したと紹介しています。
ノウハウの共有化ができて、また認知度も向上する利点があるというのです。
タクシー会社は、乗り合い方式で、乗ってもらうことは、儲け損なうと感じるでしょう。
しかし、比較的安い料金での利用が安定的に行われていけば、免許証が手放せないでいた高齢者ドライバーが、安心して乗り合いタクシー利用に切り替えてもらうなど、新たな利用客掘り起こしになりはしないでしょうか?
そんな大局的な利益方向性を、説得力をもって調整できる【地域公共交通マイスター】がいれば、自治体の枠を越えてアドバイスを受けることが可能になるでしょうね。
九州でもそのようなことを全九州の真ん中に位置していて、しかも過疎化の悩みがよく聞かれるこの熊本県が真っ先に音頭をとって、各県に呼び掛けてはどうかと思います。
九州運輸局はどこにあるんでしょうかね?
また、マイスターに任命された人に払う報酬は、どうなっているんでしょうかね。
ドイツでは、総合的に各種公共交通機関の連絡・連係を密に行って、いわばスマートな(賢い)システムを構築しているとのことです。
つまり、各種公共交通機関同士の連係が密に行われているらしいのです。
例えば、列車の乗り手が極端に少なくなった場合に、そこから先は
『臨時運休します』
との放送があり、バスがタイミングよく停車駅まで駆けつけて乗客を乗り移らせ、目的地までさして遅れることなく届けるなどの、まるで空中ブランコの妙技みたいなことをやっているらしい。
これは、体験談にありますが、もしこれが本当なら大した連係ぶりです。会社が違っても電話連絡をやっているのでしょうか?
重い列車を走らせるよりも、バスを動かした方がはるかにエネルギーの節約になるというのでしょう。
ドイツは、省エネ技術や生活スタイルを徹底的に追求している先進国ですから、何かと感心させられることが多い国です。ドイツ語は使用人口はそう多くなくてもいまだに非常に有用な言語なんですね。
先日もNHKの『クローズアップ現代』でドイツでの林業振興の(スマートな)賢いやり方を紹介していました。
建築業界が今要求している木材とはどんなものかを、把握して、伐り出しの現場での作業から対応を変えていくやり方をパソコンなどを駆使してやっていました。
まるで釜山の港がやっているスマートなシステム…【海のハブ】を見るような思いがしました。
海の貨物の集散を効率化することと、林業における木材の集散の効率化とは、単に扱う品物が違うというだけに過ぎないのです。
その応用が、公共交通機関同士の連係に応用するという、スマートなやり方がないはずはなさそうだと思うのです。
