「パシフィック・リム」PACIFIC RIM
2013年 アメリカ 配給:ワーナー 131分
監督:ギレルモ・デル・トロ 製作:トーマス・タル/ジョン・ジャシュニ/ギレルモ・デル・トロ/メアリー・ペアレント 製作総指揮:カラム・グリーン 原案:トラヴィス・ビーチャム 脚本:トラヴィス・ビーチャム/ギレルモ・デル・トロ 撮影:ギレルモ・ナヴァロ
プロダクションデザイン:アンドリュー・ネスコロムニー/キャロル・スピア 衣装デザイン:ケイト・ホーリー 編集:ピーター・アムンドソン/ジョン・ギルロイ 音楽:ラミン・ジャヴァディ
出演:チャーリー・ハナム/イドリス・エルバ/菊地凛子/チャーリー・デイ/ロブ・カジンスキー/マックス・マーティーニ/芦田愛菜/ロン・パールマン/バーン・ゴーマン/クリフトン・コリンズ・Jr/ディエゴ・クラテンホフ/ロバート・メイレット/ヘザー・ドークセン/ブラッド・ウィリアム・ヘンケ/サンティアゴ・セグーラ/ロビン・トーマス
上映館:ユナイテッドシネマ新潟(2D字幕版)
採点:★★☆☆☆
悲壮感漂う映画。ストーリー的には東宝の怪獣映画とそれほど違いはない。それをCGやら何やらで映像をすごくしたということなんだろうな。
オープニングタイトルが出るまで、いきなり怪獣と巨大ロボットのバトルシーンが延々と繰り広げられるところで寝てしまいました。バトルシーンには興味ないもので。(だったら見るな!)ちょうど目が覚めたらタイトル。それから、怪獣からの攻撃を防ぐための方法について軍の中で路線対立があるらしい。巨大ロボット派のひとたちはなぜか知らないけれども香港に結集して最終決戦を4目指す。この辺のストーリー展開の強引なところは東宝の怪獣映画とあまり変わらないです。
そこへ呼ばれたのが、今はロボット乗りから引退して防壁作りの現場で働いている主人公。そこでロボット乗り候補生の謎の女性菊地凛子登場。例によって全然可愛くないです。オノ・ヨーコを思い出します。主人公を馬鹿にしている若者のロボット乗りも出ててきます。まあ、この辺の人間関係は丁寧に描かれているので面白い。東宝映画は人間関係はとってつけたようで二の次だからなあ。
もっと魅力的なのは、怪獣オタクの研究者と怪獣の出現周期を割り出している研究者の二人。そして、最強のキャラはハンニバル・チョウとかいう怪獣の死体を切り売りしている暗黒街の人物。そして、オタク研究者の予想どおり、怪獣が現れ、クライマックスのバトルシーンへ。まあ、そのへんはどうでもよろしい。
PG12指定になっているぐらいだから、子どもにはどうかな。(後日確認したらG指定で目を疑った)私に子どもや孫がいたとして、一緒に見に行くかと言えばいかないでしょう。東宝の特撮は、まがい物のおもちゃ的良さがあったけれども、今のCGは怖すぎます。

0