「地獄の黙示録」( APOCALYPSE NOW)
1979年 アメリカ(ヘラルド)153分
監督:フランシス・フォード・コッポラ 製作:フランシス・フォード・コッポラ/フレッド・ルース 原作:ジョセフ・コンラッド 脚本:ジョン・ミリアス/フランシス・フォード・コッポラ 撮影: ヴィットリオ・ストラーロ プロダクションデザイン: ディーン・タヴォウラリス 編集: ジェラルド・B・グリーンバーグ 音楽: カーマイン・コッポラ /フランシス・フォード・コッポラ
出演:
マーロン・ブランド(カーツ大佐)/ マーティン・シーン(ウィラード大尉)/デニス・ホッパー(フォト・ジャーナリスト)/ ロバート・デュヴァル(キルゴア中佐)/ フレデリック・フォレスト(シェフ)/アルバート・ホール(チーフ)/サム・ボトムズ(ランス)/ラリー・フィッシュバーン(クリー)/G・D・スプラドリン (将軍)/ハリソン・フォード(ルーカス大佐)/スコット・グレン (コルビー)/コリーン・キャンプ(プレイメイト)/リンダ・カーペンター(プレイメイト)/シンシア・ウッド (プレイメイト・オブ・ザ・イヤー)/トム・メイソン(配給係の軍曹)
上映館︰新潟シネウインド
採点︰★★✩✩✩
1980年日本公開当時は大学生で映研内でも話題になった映画だけど、戦争映画の苦手な自分は未見。その後もテレビやビデオでも観る機会なく過ごして来たのですが、今回デジタルリマスター版上映という事で、初めて観てみました。
感想としては、ベトナム戦争の狂気を通じて、アメリカ社会やキリスト教社会を痛烈に批判した作品であることはなんとなく分かったんですが、非キリスト教非欧米人である自分には、この手の映画は隔靴掻痒を免れません。
サーフィンしたいだけでベトコンを空爆する姿は、大東亜戦争の無差別爆撃を食らった日本人としてはついベトコン側に感情移入させられるし、ネイティブアメリカンを思わせる人物が最後にカーツ大佐を倒す所など色々な寓意が込められているんでしょうが、好きになれない映画であることは確かです。この映画が面白かったと言っている人に何処が面白かったか聞いてみたい、そんな気分です。

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