「わたしは、ダニエル・ブレイク」(I, DANIEL BLAKE)
2016年 イギリス/フランス/ベルギー (ロングライド) 100分G
監督:ケン・ローチ 製作:レベッカ・オブライエン 製作総指揮:パスカル・コシュトゥー/グレゴワール・ソルラ/ヴァンサン・マラヴァル 脚本:ポール・ラヴァーティ 撮影:ロビー・ライアン プロダクションデザイン:ファーガス・クレッグ/ リンダ・ウィルソン 衣装デザイン:ジョアンヌ・スレイター 編集:ジョナサン・モリス 音楽:ジョージ・フェントン
出演:デイヴ・ジョーンズ(ダニエル・ブレイク)/ヘイリー・スクワイアーズ(ケイティ)/ディラン・フィリップ・マキアナン(ディラン)/ブリアナ・シャン(デイジー)/ケイト・ラッター(アン)/シャロン・パーシー(シェイラ)/ケマ・シカズウェ(チャイナ)
上映館︰新潟市民映画館シネ・ウインド
採点︰★★★★✩
カンヌ国際映画祭のパルムドール作品と言えば、作家の趣味に走った馴染みにくい作品が多い印象があるのですが、この作品は多くの人に勧められる内容です。
心臓病で働くなくなった大工のダニエル。働けないのに年金を受けるためには求職活動をしなければならず、申請はすべてパソコンで無ければ受け付けない、という現代の効率一辺倒の社会に対する痛烈な批判がこの作品のすべてと言っていいと思います。
ダニエルもケイティも結局何も救われない話であり、問題提起に終わってしまったのはちょっと残念な気もしますが、監督の思いがストレートに伝わって来る作品でした。
http://www.danielblake.jp/

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