「追憶」
2017年 (東宝) 99分
監督:降旗康男 製作:市川南 プロデューサー:伊藤伴雄/上田太地/臼井真之介 共同製作:吉崎圭一/大村英治/久保雅一/藤島ジュリーK./市村友一/広田勝己/東実森夫/松田誠司/木下直哉/吉川英作/林誠/板東浩二/荒波修/井戸義郎/板倉均 企画協力:川口義宏 原案:青島武/瀧本智行 脚本:青島武/瀧本智行 撮影:木村大作/坂上宗義 美術:原田満生 衣裳:纐纈春樹/宮部幸 編集:板垣恵一 音楽:千住明
出演:岡田准一(四方篤)/小栗旬(田所啓太)/柄本佑(川端悟)/長澤まさみ(四方美那子)/木村文乃(田所真理)/矢島健一(北見敏之)/安田顕/三浦貴大/高橋努/渋川清彦/りりィ/西田尚美/安藤サクラ(仁科涼子)/吉岡秀隆(山形光男)
上映館︰イオンシネマ新潟西SC6
採点︰★★✩✩✩
降旗康男監督と言えば高倉健の顔が思い浮かぶわけですが、高倉健の出ない降旗康男作品は、はっきり言えば凡作でした。俳優の演技が皆型どおりでストーリーを運ぶだけ。そしてそのストーリーがやはり古臭い型どおりのお話とくれば、出来上がりも芳しいとは言い難いものがあります。
元々降旗監督はほとんど脚本を書かないひとで、この作品も別人の手による脚本です。だから作家というよりは、脚本を映像に定着させる職人のような感じがします。
ドラマお作る側は意外な結末をつけたがりますが、その手のドラマを見る方は食傷気味でこの映画の結末の付け方も、あ然とさせられこそすれ、深い感動を与えるものになり得ず、残念な気持ちでいっぱいの映画でした。
http://tsuioku.jp/

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