「タレンタイム〜優しい歌」(TALENTIME)
2009年 マレーシア(ムヴィオラ) 115分
監督:ヤスミン・アフマド 脚本:ヤスミン・アフマド
撮影:ロー・ケオン 音楽:ピート・テオ
出演:パメラ・チョン(ムルー)/マヘシュ・ジュガル・キショール(マヘシュ)/モハマド・シャフィー・ナスウィップ(ハフィズ)/ハワード・ホン・カーホウ(カーホウ)
上映館︰新潟市民映画館シネ・ウインド
採点︰★★★★✩
2009年、51歳で亡くなったマレーシアの女性監督、ヤスミン・アフマドの遺作となった作品です。
マレーシアは多民族国家で様々な人種、宗教、が入り混じっています。そんな国の高校でタレンタイムと呼ばれる音楽コンクールに出場する男女たちの友情、恋、肉親との別れなどが描かれて行きます。
この映画の魅力は第一にこの中で歌われる歌が魅力的です。そして、ただでさえ、恋というものは様々な障害を乗り越えなければならないのに、宗教や人種の問題、その上主人公の少年は言語認識障害もあります。
そうした彼らの姿を優しい眼差しで描いているのも魅力的です。まぁそうした人種や宗教の違いは、日本人には良く分からないのですが、多民族社会というのは、そうした葛藤と日常的に向き合わざるを得ないということを知る映画でした。
http://www.moviola.jp/talentime/

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