「悲しみに、こんにちは」(SUMMER 1993/ESTIU 1993)
2017年 100分スペイン(太秦=ノーム)
監督:カルラ・シモン 製作:ヴァレリー・デルピエール 脚本:カルラ・シモン 撮影:サンティアゴ・ラカイ 音楽:エルネスト・ピポ
出演:
ライア・アルティガス(フリダ)/パウラ・ロブレス(アナ)ダビド・ベルダゲル(エステバ)/ブルーナ・クシ(マルガ)/フェルミ・レイザック(祖父)/イザベル・ロカッティ(祖母)/モンセ・サンズロラ/ベルタ・ピポアンジェラ
上映館:新潟市民映画館シネ・ウインド
採点:★★☆☆☆
スペインの女性監督が自分の経験を基に撮った作品。母親が亡くなって叔母に引き取られたフリダの経験をゆっくりとしたテンポで描きます。特に大きな事件が起こるわけでもないので、かなり忍耐力を要します。
ちょっと気持ち悪いのはカメラが舐めまわすようにフリダを追いかけ回します。お風呂に入ったり、水着になったり、幼女趣味のカメラワークかいな、と思ったら女性監督なんですと。
これ、男性監督だったら絶対叩かれると思うんですけど。不自然に少女が裸になったり、着替えたりするシーンが多い気がします。
少女が嘘をついたり、ずるく立ち回ったりするのは、監督の実体験という注釈があって初めて納得の行くシーンです。少女を天使のようには描いていないと言うのは評価出来る部分ではあります。
見終わったら直後の印象は断然★1つだったのですが、少し考え直して★3つとも思ったけど、悲しみよこんにちはをパクったタイトルと、わざとドラマチックに装った予告編はヒドいと思うので★2つでどうですか。
http://kana-shimi.com/

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