「生きてるだけで、愛」
2018年 109分(クロークワックス) 映倫G
監督:関根光才 製作:甲斐真樹/松井智/藤本款/板東浩二/新井重人/森原俊朗/前信介/上田豊水/戸部晃 プロデューサー:甲斐真樹 アソシエイトプロ
デューサー:佐藤公美/金井隆治 協力プロデューサー:高口聖世巨/白川直人 原作:本谷有希子 脚本:関根光才 撮影:重森豊太郎 美術:井上心平 衣裳:立花文乃 編集:田巻源太 音楽:世武裕子 エンディングテーマ:世武裕子『1/5000』
出演:
趣里(寧子)/菅田将暉(津奈木)/田中哲司(村田)/西田尚美(真紀)/松重豊(磯山)/石橋静河(美里)/織田梨沙(莉奈)/仲里依紗(安堂)
上映館:Tジョイ新潟万代SC8
採点:★★★★★
睡眠障害で同棲相手の部屋で日中まで寝ている生活の寧子。コンビニのバイトの面接も起きられずにすっぽかしてしまいます。
そんな彼女の元に突然現れたのは同棲相手津奈木の元カノ安堂。ヨリを戻すためには寧子が仕事をする必要があると考え、馴染みのカフェバーで働くよう画策します。
今度こそはと努力する寧子。一方津奈木はスキャンダルを追う週刊誌の仕事に疑問を感じ始めていました。
役に立たない人間は生きる資格がないのか?昨今話題のテーマですが、寧子を役立たずと罵る安堂は寧子が自立してくれないと元カレとヨリを戻すことが出来ないため、寧子につきまとって自立を助けようとすると言う皮肉な構図がキモです。
寧子は自分のために辛抱強く彼女を受け入れようとする周囲の善意を素直に受け付けられないというのもジレンマ。そうした自分でもどうしようもない葛藤を趣里が体当たりで好演しています。
http://ikiai.jp/

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