「オーロラ」AURORE
監督:ニルス・タヴェルニエ 製作:エミリー・ジョルジュ 脚本:ニルス・タヴェルニエ/ジャン・コスモ/マルジョリーヌ・ノノン/マルク・カンタン 撮影:アントワーヌ・ロッシュ プロダクションデザイン:エマニュエル・デュプレ 衣装デザイン:イヴォンヌ・サシノー・ドゥ・ネール 振付:カロリン・カールソン 音楽:カロラン・プティ
2006年・フランス 配給:ギャガ・コミュニケーション 96分 カラー・ヴィスタサイズ
出演:マルゴ・シャトリエ/ニコラ・ル・リッシュ/キャロル・ブーケ/フランソワ・ベルレアン/カデル・ベラルビ/マリ=アニエス・ジロ/ヤン・ブリダール/ティボール・ド・モンタレンベール/モニーク・ショーメット/竹井豊
上映館:新潟シネ・ウインド
採点:★★
踊りを禁じられた国の踊りの大好きな王女の物語。ダンスを前面にすえるのか、ファンタジーをねらったのか、国王の責務と親としての愛情との葛藤を描こうとしたのか、いろいろ盛り込んだ末にすべてが中途半端。特に後半のCGが安っぽくておこちゃま映画になってしまった。王国を捨てて絵描きを目指して旅に出る王子と画家との愛を選んで天空へと飛んでいく王女のあまりの身勝手さに、それでいいの?とつっこみたくなるエンディングだ。まあ、映像のきれいさとダンスの素晴らしさに免じて★二つ。
ところで、途中で出てくるジパンゴ国(日本だよねえ)の目の釣りあがった王子と山海塾の登場には苦笑を禁じえない。山海塾ってフランスでは大変人気があるらしいですね。ヌ・シャトー王国のバレエダンサーの中に吉田都もいたそうです。

0