「私のちいさなお葬式」(Karp otmorozhennyy:THAWED CARP)
2017年 ロシア(エスパース・サロウ) 100分 映倫:G
監督:ウラジーミル・コット 製作:ニキータ・ウラジーミロフ 脚本:ドミトリー・ランチヒン 撮影:ミヘイル・アグラノビチ 音楽:
ルスラン・ムラトフ
出演:
マリーナ・ネヨーロワ(エレーナ)/アリーサ・フレインドリフ(リュドミラ(リューダ)/エブゲーニイ・ミローノフ(オレクエブ)/ナタリヤ・スルコワ(役所の女性)/セルゲイ・プスケパリス(検死医)/アントン・シピニコフ(パーシャ)タチアナ・トゥゾワ(スヴェータ)オリガ・コジェブニコワ(ナターシャ)/アルチョーム・レシチク(ワレーラ)
上映館:新潟市民映画館シネ・ウインド
採点:★★★☆☆
心臓病で余命宣告された70歳台の女性。都会で忙しく働く息子に負担をかけたくないと棺桶を購入して自らの葬儀の準備を整える、というストーリーです。
生きているのに自分の死亡診断書もらって役所で埋葬許可証まで貰ってしまうというのは現実には有り得ないでしょうが、ロシアなら何でも有りそうな感じになってしまいます。
最先端のテクノロジーから見捨てられたような田舎町の母親として、とアウディに乗ってハンズフリーで秘書と仕事の打ち合わせをする都会のビジネスマンの息子。お決まりの人間模様ですが、田舎に残ってアルコール中毒となった元カノとの対比が沁みます。
挿入歌としてザ・ピーナッツの「恋のバカンス」ロシア版がなんとも哀愁を誘う映画でした。
ところで、脇役の女性がみんな小林幸子そっくりなのは何だかなあ。
http://osoushiki.espace-sarou.com/

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